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武蔵小杉で脱炭素チャレンジ 自分の地域から哲学対話で第一歩を【川崎市中原区】

Ash俳優・吟遊詩人(川崎市)

こんにちは!

武蔵小杉を中心に、川崎市内のトレンド&カルチャー情報をほぼ毎日更新しています、俳優のAshです。いつか酒場放浪記のプロデューサーに見つかって、琵琶を弾き歌いながら酒場をめぐる番組に出演するのが夢!(笑)

人情のまち・川崎の楽しいイベントや素敵なお店の情報が気になる方は、ぜひフォロー&チェックして下さいね。

哲学カフェが大集合

さて、本日はちょっと真面目な話。

「哲学カフェ」。地域コミュニティの中で、さまざまな事象について、合意を目的にするのではなく、対話の場所を開くという試みで近年いろいろな地域で開催されるようになりました。

私の住むエリアには「ハンナ・アーレント『人間の条件』を読む」という読書会スタイルの哲学カフェがあり、以前から私の記事でもちょくちょくお伝えしてきました。

地元で哲学してみる? 政治とは話し合い、語り継ぐことなんだって!

(アーレントの第一回についてはこちらの記事で↑)

そんな哲学カフェが最近は川崎市内にもいっぱいできていて、昨日10月9日には、その大集合会がありました。

この日のテーマは「脱炭素」だそうで、これまた大文字のテーマです。

持続可能な開発について、地域の知らない人と話してみる、なんてすこしハードルが高いかもしれませんが、何かの合意を目的に集まるわけではないので、聞いてみるだけ、ちょっと話したい、くらいのモチベーションで参加してもOKなのです。

会場はサードアヴェニューの総合自治会館

駅近のオサレビル「サードアヴェニュー 」の4階にあるカタイ名前の施設「総合自治会館」。ここに来るたびにこのギャップに萌えてしまう自分がいますが、とりあえずとても綺麗で、集まりやすい施設なのです。

大会議室1、2、3を借り切っての大集合。それにして「環境教育学習プロジェクト」って、登録名がまたカタイなあ…笑 

最初分からなくて、ドアを開けるのにかなり緊張しましたw

5グループに分かれて対話。

参加年代は30代〜70代という感じでしょうか?

人の言った意見を否定しないルールだし、何より合意を形成する必要もないので、とても気持ちのいい対話環境です。

二酸化炭素ガスを目視

本日の会場でとても目立っていたのはこちらの風船さん。

この風船が何を意味しているのか、というと、1キログラムの二酸化炭素だそうです。 2023年の日本人一人当たりの二酸化炭素排出量は、8.5tなので、私たちひとりひとりはこの風船を1年間に8500個排出しているんですね、という話。 なんと、1日に24個くらい?

二酸化炭素1キログラム分
二酸化炭素1キログラム分

そしてそれを1/10に削減するということは、8500→850個に減らすということで、そう簡単ではない、ということが感覚としてわかり、戦慄します。

和光市で別の哲学カフェをやっているお医者さんや、会社員の方、現役の校長先生など教育関係の方がいらっしゃるテーブルに入らせていただきましたが、「某自動車会社はどうしてEV車をつくらないか」「電気は火力発電で作られている」「大国の責任」などのテーマを掘り下げるところから、「戦争の影響」「ネットの弊害」「子どもたちの対話」などまで多岐にわたり話し込み、短い時間ではありましたが、とっても深い学びになりました。

「最初はこのテーマで哲学対話になるのか? と感じたけれど、結果毛的に非常に学びのある哲学対話だった」と話す議員の高橋みさとさん
「最初はこのテーマで哲学対話になるのか? と感じたけれど、結果毛的に非常に学びのある哲学対話だった」と話す議員の高橋みさとさん

特に結論を出す必要もなく、自分の知識や立ち位置を確認して、地域のあらゆるバックグラウンドの人たちと地球規模の問題について話し合える場、というのは意外とないものだ、と感じます。

会が終了した後の、ひとりひとの充実した笑顔が素敵
会が終了した後の、ひとりひとの充実した笑顔が素敵

参加された一人一人にとって、改めてこの問題について考え、新たな一歩を踏み出すきっかけになったのではないでしょうか?

川崎市内の哲学カフェをご紹介

この記事を読んで、自分もこのような場に参加してみたい、と思った方のために、この日に配布されていた、川崎市内の哲学カフェや、コミュニティ活動のチラシを掲載しておきます。

わたしもほとんど行ったことがないので、ゆっくりひとつひとつ取材していければと思っています。

タカテツ

こちらは高津区の哲学カフェ。

「こども哲学対話」という子ども向けの哲学カフェもやっているそうです。

カフェトークみやてつ

みやてつの主催者は、こちらの左側にいらっしゃる山本太三雄(たみお)さんです。

自分の地域で哲カフェを開催してみたい人はぜひ!といきゃさりんさん
自分の地域で哲カフェを開催してみたい人はぜひ!といきゃさりんさん

中央は、カワテツ自体のとりまとめをしている横井きゃさりんさん、右はこのあと紹介する「おうち哲カフェ」の竹井斎さんです。

ハンナ・アーレント「人間の条件」読書会

こちらが、私がよく参加しているハンナ・アーレントの読書会です。

まずは、自分が話すのはハードルが高いけれど、哲学というものに触れてみたい、というかたはこちらがお勧め。 講師の佐藤先生の話はめちゃめちゃ面白いです。

おうち哲カフェ

こちらは元住吉のコミュニティスペース「おおきな木」で行われる哲カフェです。

こちらは以前取材したので、こちらの記事も参考にして下さい。↓

哲学カフェも開催される、地域の「おうちとしょかん」へ行ってきた!

ことばすけっと

こちらは、幸区(川崎駅より徒歩10分)のメロディココで行われている、対話カフェ。

ことばが通じ辛い外国籍の方の参加も歓迎してくれるようなので、ぜひ言葉に不安がある方も参加してみてほしいです。

てらこみーる

こちらは宮内でおこなわれている「てらこみーる」という活動。

寺子屋と食堂が一緒になっている? 意欲的な取り組みですね。

行ってみたい。

地域活動に自分の思いを生かすワークショップ

こんなチラシもありました。

大谷選手も描いたというマンダラシートで、自分の目標を達成してみたい、という方はこちらへ。

まずは、自分が興味を持ったカフェ、あるいは近場にあって行きやすいところに顔を出して、対話に加わってみてください。そこから、新しい一歩が始まります。

カワテツ 川崎市の哲学カフェ
公式Facebookページ:カワテツ

俳優・吟遊詩人(川崎市)

琵琶を弾き歌う俳優です。世界80都市を旅した結果、日本文化を愛しています。旅と出会いと美味しいお酒がインスピレーションの源。MCアマビエちゃんはアマエビちゃんにメタモルフォーゼ。フラットで差別のない目線で記事をお届けしたいと思っています。Stay tuned!

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