「悪玉コレステロール」が多すぎるとどうなる?-更年期以降に知っておきたい悪玉コレステロールの豆知識!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「悪玉(LDL)コレステロールが多すぎるとどうなる?」というテーマで解説していきます。
今回の目次
- 悪玉コレステロールってなに?
- 悪玉コレステロールは悪者なの?
- 悪玉コレステロールが多すぎるとどうなる?
- 悪玉コレステロールを減らすためには?
- 閉経後は悪玉コレステロールが増える?
【1】悪玉コレステロールってなに?
悪玉コレステロールは「LDLコレステロール(LDL=Low Density Lipoprotein)」のことをいい、全身にコレステロールを運ぶ役割があります。
逆に、コレステロールを回収する役割があるのが、善玉コレステロール(HDLコレステロール)です。
【2】悪玉コレステロールは悪者なの?
悪玉コレステロールが、全身にコレステロールを運ぶことで細胞膜やホルモンの材料として使われます。
そのため「悪」という字がついていますが、決して悪者ではなく"過剰"なのが良くないです。
【3】悪玉コレステロールが多すぎるとどうなる?
悪玉コレステロールが多すぎると、血液中にコレステロールが増え過ぎてしまいます。
この状態が続くと、血管の壁にコレステロールが溜まり、コブ(プラーク)のようになってしまうことがあります。
このようにコブができてしまうことにより、血液を十分に届けることできず、心臓や腎臓・脳などが虚血状態となり、障害を及ぼしてしまいます。
虚血(きょけつ)…組織が酸素不足になった状態
【4】悪玉コレステロールを減らすためには?
悪玉コレステロールを減らすためには、主に「食生活」が大切です。
- 飽和脂肪酸を摂り過ぎない…バター・加工肉(ハムなど)・ラードなど
- 工業的なトランス脂肪酸を摂り過ぎない…マーガリン・ショートニング・インスタント食品など
- 過食は避ける
- n-3系多価不飽和脂肪酸(DHAなど)を積極的に摂る…青魚(イワシなど)・亜麻仁油・エゴマ油・大豆製品など
- 食物繊維の摂取をしっかり摂る
他にも、適度な運動・節酒・禁煙を心がけることが大切です。
【5】閉経後は悪玉コレステロールが増える?
閉経後では、女性ホルモン(エストロゲン)が減ることにより、肝臓における悪玉コレステロールの取り込み率が低下します。
この他、様々な要因が関係して悪玉コレステロールが増えやすくなるため、より生活習慣を整えることが大切です。
下の動画でも悪玉(LDL)コレステロールについて解説しておりますので、是非ご覧ください。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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