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「ミニトマトはヘタをとって保存して!」八百屋からの警告!そのワケとは

青髪のテツ野菜のプロ

こんにちは八百屋歴10年の青髪のテツです。

だんだん暑くなってきて初夏らしい季節になってきましたね。そろそろ夏野菜が食べたくなってきている方も多いのではないでしょうか。

ただ、気温が高くなってくると野菜が傷みやすくなってきます。実際にスーパーでの廃棄量を夏と冬で比べると、夏の方が1.5倍程度は廃棄が増えてしまいます。

そんな野菜が傷みやすくなる夏ですが、野菜を正しい保存方法で保存することで長持ちさせることができるんです。

そこで今回はお弁当材料として活躍するミニトマトが長持ちする保存方法を紹介していきます。

ミニトマトはヘタをとって保存して

買ったミニトマトを保存するときは、必ずヘタをとってから保存してください。

その理由は、ヘタ付きのミニトマトは呼吸が多くなることによって、傷みやすくなってしまうからなんです。

また、ミニトマトのヘタにはもともと雑菌が多くいるので、そのまま放っておくと菌が増殖してしまうんです。

その他にもミニトマトをヘタ付きで保存するリスクは以下のようなものがあります。

・水分が抜けてシワシワになりやすい

・栄養が落ちてしまう

・カビが生えるリスクが高くなる

このようにとにかく劣化が早くなるので、ミニトマトはヘタを取ってから保存することでおいしく食べられる期間が伸びますよ。

ミニトマトはお弁当やサラダに入れる時もヘタをとって入れて

多くの方の中では常識かもしれませんが、ミニトマトはお弁当やサラダに入れる時もヘタをとってから入れるようにしてください。

お弁当の彩りになるからと、ヘタつきでミニトマトを入れる方が時々いますが、上に書いたようにミニトマトのヘタには雑菌が多く、そのままお弁当に入れると菌が繁殖したり、カビが生えたりして衛生的によくありません。

同じようにサラダにミニトマトを入れる時もヘタをとってよく洗ってから使った方が良いでしょう。

ミニトマトの正しい保存方法

ここまでを踏まえた上で「ミニトマトが長持ちする保存方法」を紹介していきます。

1.ミニトマトのヘタをとる

2.保存容器にキッチンペーパーを敷く

3.ミニトマトを保存容器に入れる

4.ミニトマトにキッチンペーパーを被せる

5.フタをして冷蔵庫の野菜室で保存

ミニトマトの元の状態にもよりますが、これだけで1週間〜10日くらいは長持ちします。

ただ、この方法は手間がかかるので、忙しい方やめんどくさい方はヘタをとって買ってきたパックに戻して野菜室で保存するだけでも保存期間が伸びるので参考にしてくださいね。

ミニトマトの保存方法まとめ

今回はミニトマトが長持ちする保存方法を紹介しました。

ぜひ今回の方法を使って、ミニトマトを無駄なく最後まで食べ切ってくださいね。

他にも「新鮮でおいしいトマトの選び方」や「絶品!トマトの塩昆布和えのレシピ」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。

野菜のプロ

現役の八百屋。歴は10年です。ブログ「やさいのトリセツ」運営者。書籍「野菜売り場の歩き方」と「おいしい野菜まるみえ図鑑」「マンガでわかるやさいのトリセツ」好評販売中。Twitterフォロワー75万人を超えました。

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