茶色い食べ物は美味しいんです。焼き肉、トンカツ、唐揚げ、カレー…みんな茶色いですよね。そんな茶色い食べ物に特化したお店が福島市大町にあります。その名も「茶色はウマい」。

どんなお店なんでしょう？さっそく伺ってみました。
場所は東邦銀行本店北側の並木通り沿い。「コストコ」ののぼりが目印です。

オーナーの菅井ご夫妻が福島市に飲食店をかまえたのは4年ほど前。初めはゴーストレストラン＝デリバリー専門店として営業していましたが、コロナが落ち着いた今年３月に現在の場所に移転して、イートインもできるお店としてオープンしました。

「茶色はウマい」確かにそうなのですが、なぜこの名前にしたんでしょう？オーナーの菅井さんによると、伝わりやすさ・わかりやすさを大事したのだとか。「みんな茶色い食べ物、好きですよね？」はい、その通り、みんな好きですよね。「映えないのがデメリット」と菅井さんは笑いますが、でも茶色い食べ物は美味しいからいいんです！

というわけで、茶色い食べ物だらけのメニューの中から、ダントツの一番人気という「焼豚玉子飯（やきぶたたまごめし）」を注文してみました。
焼き豚が9枚に目玉焼きが玉子2個分という、なかなかのボリューム！そしてかかっているタレが食欲をそそります。今治のご当地グルメにインスパイアされて作ったというこのメニュー、ダントツ一番人気だというのも納得です。

次に9月中旬に登場したばかりの新メニュー、汁なし担々麺をご紹介しましょう。
これまたキレイに茶色！でも運ばれてくる途中から花椒の香りが漂ってくる本格派。そして「追い飯」がセットでついています。

上にのった卵はほどよい半熟具合。先に混ぜるか後に混ぜるか迷って、全部混ぜて全部茶色くして頂くことにしました。

麺は平打ち麺。ピリ辛の肉味噌によく絡みます。そして茶色い。花椒の辛味とシビレを堪能しながら麺を食べ終えたら、添えられた「追い飯」を加えてかき混ぜて食べると、これまた美味しい！背徳感が美味しさをさらにアップさせているような気が(笑)

他にも、かつ玉ライス（単品790円・税込）やカツカレー（単品850円・税込）など、茶色くて美味しいメニューがいっぱい。すべてプラス450円でミニサラダ＋デザート＋ドリンクのセットをつけることができます。

このセットを作ることにしたのは、お客様の「野菜が入っていない」という声を聞いたから。菅井さんは「これからもお客様の声を聞きながら、より美味しく、より立ち寄りやすいお店にしていきたいと思います」と今後への思いを語ってくれました。

コロッケや唐揚げなど総菜メニューも充実。仕事帰りに晩御飯のおかずやおつまみに立ち寄るお客様もたくさんいるとか。
そんな茶色いメニューに特化した「茶色はウマい」ですが、店内を見渡すと目につくのがコストコの品々。このコストコの品物をおくようになったのもお客様からの声を参考にしたそうなのですが、ミニコストコについては次回ご紹介することにしましょう。