スーパーライト級無敗対決はドロー
9月17日の前座で行われたスーパーライト級8回戦は、メキシコvs.プエルリコとなった。8戦全勝3KOのフェルナンド・モリナと、6戦全勝2KOのアーロン・アポンテのファイトは、初回からスピーディーな打ち合いが見られた。左の刺し合いは互角。
第2ラウンド、距離感を掴んだアポンテが飛び込みながらの左フックでダウンを奪う。
身長、リーチで優るプエルトリカンは、左フックにも鋭さを見せた。
4回モリナの放った右が起死回生の一発になるかに見えた。アポンテはあわやダウンかというほどバランスを崩す。が、辛うじて凌ぐ。5ラウンド、右アッパーで確実にダメージを与えたモリナは、流れを取り戻す。同ラウンド残り20秒にもメキシカンは右アッパーでダウンを奪った。
6回以降、アポンテは逃げの動きが目立つようになり、メキシカンがリングをコントロールした。7回にはモリナの左グローブの手首部分が裂け、テーピングを幾重にも巻いた応急処置で試合を続ける。フラストレーションを感じたのか、メキシカンの動きは雑になった。
私の目にはモリナの勝利と映ったが、76-74、74-76、75-75と三者三様のドローに終わった。
無敗対決をカネロ×GGG3の前座に持ってくる点は、流石DAZNだと感じた。