1日(水)は全国的には穏やかな秋晴れの所が多くなっていましたが、一方で北海道や東北北部には寒冷前線による雲がかかっていました。

この寒冷前線の南には、この時季にしては暖かい空気が流れ込んでいたため、日中は小春日和と言える暖かさの所が多くなっていました。一方で、夜になって前線北側の上空に強い寒気が流れ込んできたことで、前線周辺では積乱雲が発達しやすい状況になっています。

暖気と寒気がぶつかり合うことで雷雲が発達していて、秋田市西部付近では1日(水)23時20分までの1時間に約100ミリの猛烈な雨がレーダーで解析されました。

この活発な積乱雲群はゆっくりと南下していて、明け方にかけては山形県や岩手県、宮城県などにもかかってくる見込みです。

あす2日(木)の日中には、上空の寒気が抜けていくためすぐに天気は回復しますが、今夜～あす明け方は一時的に激しい雷雨になる所がある見込みです。激しい雨や落雷、竜巻などの突風にご注意ください。