【宮城県 松島町】太陽と傘の空間アート!浮かぶ傘空の下にステンドグラスの世界 [磯崎浜地区]
8月を目の前にして、太陽の容赦ない光は徐々にパワーアップをしながら地面をジリジリと照りつける。特に道路のアスファルトや海岸の砂浜などは、とても素足では歩けないほどの高温となっているため、この時期にお子さまを連れて遊びに行く際には、特に気をつけたいところだ。
この炎天下を受けて、きっと誰もが避けたいと感じているであろう「太陽の光」だが、「あるアイテム」とコンビを組むことで、なんと人々に感動を与えるものへと変化するのだ。
今回は「太陽の光と傘」が生み出す空間アートの世界をご紹介していこう!
その空間アートの世界を体感できる場所は、宮城県松島町の磯崎浜地区にある「松島町文化観光交流館 アトレ・るHall」だ。町内のイベントやサークル活動などを定期的に開催していたり、会議や研修場所として施設の一角を貸し出しするなど、常に人々が行き交い集う施設だ。
場所はJR高城町駅から約10分ほどの位置で、同施設のお隣には「松島病院」そして道路を挟んで向かい側には「ホテル壮観」「松島 一の坊」「海とガラスと庭園のミュージアム 藤田喬平ガラス美術館」「パレス松洲」と、観光ホテルや施設がドドドンと建ち並ぶ通り沿いにある。
同施設正面中央の入口から中へと入り(入館無料)、そのまままっすぐ奥へと進むと今回ご紹介する空間アートの会場「中庭」がある。そこには100本ほどの様々な色柄のビニール傘が天を彩り、そして太陽の光に照らされた傘から床に映し出される'ステンドグラスのような世界'が一面に広がり、中庭が丸ごと芸術作品となっている。
完全な自然光・自然風によって描かれる床の'ステンドグラスの世界'は、よっぽど無風でない限り傘がピタリと止まることはなく、ゆらゆらと揺れ動く。その動きがさらに不思議な空間をつくりだしていて、床を見つめながら歩いていると地面がぐにゃりと動いているような感覚になる。
そして、太陽の動きに合わせて傘の影も少しずつ変化するので、訪れる時間ごとにまた違った表情が見られるのも楽しいポイント。加えて犬猫などのペット同伴で中庭の見学が可能なので(※入口から中庭のみ入場可)、例えば床のアートと一緒に愛犬の写真を撮影することも出来るのだ。ひょっとすると猫の場合は、床の傘の影がふわふわと動くので、それに戯れて大興奮するかもしれない!
なお、ペット同伴の際には目を離さずにして、リードなどを着用して楽しもう。そのほか心配な部分などある場合は、施設入口そばの窓口から職員の方に一声かけてみよう。
中庭には腰掛けられるベンチが設置されているので、そこで休憩をすることも可能。施設の中とはいえ、中庭は外なので熱中症にはくれぐれも気をつけながら、こまめに水分を摂って楽しもう!
さて、この傘と太陽の素敵な空間だが、同施設では「アンブレラスカイ」として、今年(2023年)の10月9日(月)まで開催。会期が長いので秋空とのコラボレーションも楽しむことが出来る。そして、素敵な写真を撮影した際には、その中のベストショットを同施設主催のフォトコンテストに応募することが可能だ。写真がお好きな方は腕試しとして、挑戦してみてはいかがだろうか?(※コンテスト詳細はページ下部)
猛暑が続く一方で、太陽の強い光があるからこそ映える芸術作品「アンブレラスカイ」。晴れた日の気まぐれな雨のタイミングに訪れることができたら、また面白そうな空間を目にすることが出来そうだ。例えば'虹のかかった空に浮かぶ傘'など、もしもそんなミラクルな時間を体験することが出来た貴方は、かなりラッキーだ。さあ、みんなで傘と太陽の空間アートを楽しもう!