ワイモバイルの春商戦は2年間1980円の明快料金で勝負 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.211
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石川 温の「スマホ業界新聞」
2017/01/21(vol.211)
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《目次》
1.ワイモバイルがヤング割とAndroid Oneで春商戦に挑む
━━初心者にターゲットを絞った施策で格安スマホ市場をリード
2.mineoが100万契約を目指して、全国でのCM放映を決断
━━解約率2%という驚異の顧客満足度で口コミ効果を狙う
3.ソフトバンクが「SUPER FRIDAY」第2弾を開始
━━クーポン配布でキャリアとコンビニの関係が深まるか
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.ワイモバイルがヤング割とAndroid Oneで春商戦に挑む
━━初心者にターゲットを絞った施策で格安スマホ市場をリード
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1月18日、ソフトバンクが「Y!mobile 2017 Spring」を開催した。終了後、寺尾洋幸 Y!mobile事業推進本部執行役員本部?が囲みに応じた。
━━去年の春商戦はiPhoneが好調だったが、今年もiPhone5sを売っていくのか。
寺尾氏
「んー。とりあえずノーコメントですね。iPhone5sは続けていきますが、次の手は常に考えてますから」
(★ このままiPhone5sなのか、iPhone6に代わるのか、iPhoneSEという変化球があるのか。どうなんだろうか)
━━最近、店頭やネット販売でキャッシュバックをやっている印象がある。あれはあくまでSIMカードに紐付ているものという認識でよいのか。
寺尾氏
「お役所のガイドラインは当然守っています。(キャッシュバックも)その額です」
(★ SIMフリーと組み合わせることで、うまい抜け穴を活用している感じ)
━━Android Oneの開発はシャープ、京セラ以外とも交渉しているのか。
寺尾氏
「交渉を進めているかどうかはノーコメントだが、複数のメーカーとは常にお話をしている。我々としてはどこかのメーカーに肩入れするというより、多くのメーカーに参入してもらうことで裾野はより広がると思っている。そのなかでシャープ、京セラ以外の可能性を否定するわけではない」
(★ マイナーなメイカーも「Android One」として売れるのは大きなメリットかも)
━━ワイモバイルとしてのラインナップはAndroidとしてはAndroid Oneだけで、その他の機種が欲しければSIMフリーで、というスタンスなのか。
寺尾氏
「そこまで一気に割り切りたいところだが、基本的に我々が進めるサービスはAndroid One向けに作っていきたい。(メーカー別のUIだと)我々のショップスタッフがお客様に説明するのが難しい。どれだけわかりやすく伝えられるかが我々サービスを作る側の役割となる。できるだけAndroid Oneに揃えていくのがいろいろな面で良いのではないかと思っている。とはいえ、魅力的な端末も多い。お客さまからのニーズを見て判断していきたい」
(★ ソフトバンクがiPhoneとXperiaとAQUOSというのが主力となる中、ワイモバイルとしてはAndroid OneとSIMフリーという差別化は結構、うまい棲み分けかも)
━━Android Oneはメーカーごとの違いを打ち出しにくい。指摘したメリットは理解できるが、ユーザーからすればどのメーカーを買っても体験が変わらなくなってしまわないか。
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