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酒井宏樹が浦和加入後初ゴール 浦和レッズはFC東京に逆転勝ちでリーグ3連勝に

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第30節。浦和レッズはアウェイの味の素スタジアムに乗り込んでFC東京との一戦となった。リーグ戦も残り9試合、浦和レッズは掲げる目標であるACL圏内(3位以内)を目指して負けられない試合が続く。

試合は、前半早々に動いた。試合開始30秒、最終ラインのDF森重真人のロングパスをFW田川亨介が受けると、田川がディフェンスラインを一気に突破して、GKと1対1になった所を冷静に押し込んでFC東京が先制した。その後は守備を固めてカウンターを狙う東京と、同点を狙い、主導権を握る浦和という展開で試合が進んでいった。

カウンター、セットプレイから東京が決定機を作り出すも決めきることが出来ず。すると前半終了間際、アディショナルタイムに浦和レッズが同点に追いつく。テンポよくボールが繋がると、右サイドを駆け上がってきたDF酒井宏樹がシュートを決めた。ゴールが決まり、オフサイドの判定が出るも、VARによってゴールが認められて同点とした。

酒井選手は「僕のミスで失点をしたので、あの1点が大きなものになりましたし、試合を振り出しに戻すことができたのですごく嬉しかったです」と、移籍後初ゴールとなった同点ゴールを喜んだ。

後半、両チームは、浦和はFWキャスパー・ユンカー。東京はFWディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトンを投入して勝ち越しを狙う。そして後半65分、MF関根貴大が左足を振り抜いて、ミドルシュートを放つと、このシュートはポストに当たり、その跳ね返りのボールをFW江坂任が押し込んで、浦和レッズが逆転に成功した。その後、FC東京が猛攻を仕掛けるも、浦和レッズが守りきって2-1で勝利。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「FC東京に先制点を奪われてしまって、非常に難しい試合でした。簡単な試合ではありませんでしたが、最後の最後まで勝ち点3が取れたことは良かったと思っています」と試合を振り返った。

浦和レッズはこれでリーグ戦3連勝となり、3位の神戸、4位名古屋と並ぶ勝ち点54とした。次節は3位の神戸との重要な一戦を控える。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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