【神戸市灘区】ウルトラセブンでポインター号が駆け抜けた赤い橋とアンヌ坂を訪ねる
いまだにファンの間では語られる、ウルトラセブンの第14話と15話は神戸を中心にロケが行われた回です。そのストーリーの中で印象的だった場面の2か所のロケ地巡りをしてみました。
ポインター号が駆け抜ける新六甲大橋
神戸がロケ地になるウルトラセブンの回は、第14話と15話になる「ウルトラ警備隊西へ(前後編)」です。この14話で神戸に向かうウルトラ警備隊が乗る自動車のポインター号が走り抜ける場所のひとつが新六甲大橋です。赤いアーチが印象に強く残る橋です。
ストーリーの中では、「六甲山防衛センター」までの派遣を命ぜられた警備隊の3人は「シークレットハイウェイルート9」を通り六甲山に向かいます。途中襲撃にあいながらも目的地に向かう途中に通るのがこの新六甲大橋です。
ドラマの中ではポインター号が走るワンシーンだけの登場ですが、この橋を走る場面はなぜか強く印象に残ります。その理由はドラマに映る橋はいまよりも赤い色が鮮明だったこととウルトラマンセブンのボディカラーと同じ色だからかもしれません。
この新六甲大橋を見るたびにウルトラセブンのポインター号を思い出しているファンは少なくないことでしょう。
新六甲大橋下
神戸市灘区六甲山町南六甲
アンヌ隊員のロケ地だからアンヌ坂
新六甲大橋から神戸六甲線を下っていくとウルトラセブンのファンの間では「アンヌ坂」と呼ばれる場所につながります。ここは第15話の「ウルトラ警備隊西へ(後編)」でヒロイン役のアンヌ隊員が真っ赤な衣装に変装しながら車の中から見張りをして「異常ありません」と言うわずか3秒ほどのシーンが撮られた場所です。撮影当時はホテル六甲ハウスだった場所も今はそのホテルもなくなり跡地にホテルの名前が入った石碑が通りに残されています。
このホテルが坂道沿いにあったためこの通りがファンの間で「アンヌ坂」といつの頃からか呼ばれるようになりました。いまでは地元では「アンヌ坂」と通称で呼ばれるほどになっている場所です。なお、この坂自体は映像には映っていません。
1968年1月に放送されたウルトラセブンの「ウルトラ警備隊西へ」は50数年経ったいまでもファンの間ではロケ地巡りも度々される人気のある回です。
旧ホテル六甲ハウス跡地
神戸市灘区篠原北町1丁目8付近
六甲駅 徒歩7分