名古屋城から徳川園に至る「文化のみち」。名古屋城の東、武家屋敷が立ち並んだエリアがルーツで、今でも貴重な近代建築物が数々残っています。

その中で、かつて輸出陶磁器商・井元為三郎（いもとためさぶろう）氏の邸宅だった建物が「文化のみち橦木館（しゅもくかん）」です。

敷地には和館、洋館、東西二棟の蔵、茶室、庭園まで、邸宅の全体が保たれています。館内にはステンドグラスや数々の職人技があしらわれ、かつての暮らしぶりを垣間見られる家具や小物も多く、とても見応えがあります。

そんな橦木館は、文化のみちにある邸宅の中でも、名古屋市有形文化財と景観重要建造物に指定されている唯一の近代建築物です。

そんな橦木館ですが、実はカフェが併設しているのはご存知でしょうか。その名も「SHUMOKU CAFE」さん。橦木館1階の旧応接室で営業されています。

橦木館の雰囲気を守りながら、レトロモダンに演出された空間で、ホッと一息つくことができますよ。

中でもおすすめなのが、こちらの席。大きな窓に面しており、和館を望むロケーションが素晴らしいです。白い机や椅子、カーテンも映えますね！

メニューには、紅茶をはじめとするドリンクが豊富に揃っています。イチオシは「パンケーキセット」です。

紅茶のクリームソーダに、ドーナツ型のパンケーキが組み合わさっています。なんだか手を付けてしまうのが勿体無い、とても可愛らしいビジュアルですね！

紅茶のクリームソーダは、自家製ティーソースで作り上げたティーソーダに、大須の名店・ぼのむどぅねーじゅさんのジェラートが乗った一品です。

ティーソーダはスッキリとしていながら優しい甘さで、華やかな香りが心地よく、とても飲みやすかったです。ジェラートは単品でも、ティーソーダに溶かしても、ほのかに甘さが加わり、美味しくいただけますよ。

個性的な新感覚ドリンクですが、人気No.1というのもうなずけました。

こちらがパンケーキ。中央の窪みにはバターが置かれており、自家製のティーソースをかけていただきます。

焼き立てのパンケーキはふわふわ＆モチモチ食感。一口いただくと、どこか懐かしい優しい甘さを感じられ、思わずほっこりとした気分に。

ティーソースを染み込ませるのが最高です。パンケーキで甘さに浸りつつ、紅茶のクリームソーダでスッキリと。この無限ループにハマってしまいます...!!

お店のスタッフさんと歓談するひとときも楽しかったです。

趣たっぷりにこだわりメニューをいただける名古屋市有形文化財・橦木館にある「SHUMOKU CAFE」さん。きっと非日常な名古屋に出会い、癒されることができるので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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