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浦和レッズが2点のビハインドを追いつき鹿島戦は引き分けに持ち込む

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第28節。浦和レッズはACLノックアウトステージで決勝進出を決めて、3週間ぶりのリーグ戦となった。アウェイ・カシマスタジアムに乗り込んでの鹿島アントラーズとの一戦に挑んだ。

浦和レッズは試合前にコロナ陽性者が出たことを発表。その影響もあってかGK西川周作、DF酒井宏樹、MFダヴィド・モーベルグ、MF江坂任らを欠くメンバーでの構成となった。

試合は立ち上がりの15分。左からのクロスにヘッドで合わせたMFアルトゥール・カイキが決めて、鹿島が先制した。さらに26分、アルトゥール・カイキがドリブルで中央に侵入して、ミドルシュートを放つと、GK鈴木彩艶がシュートを手に当てるもシュートはゴールに吸い込まれて鹿島が2-0とした

しかし29分に浦和レッズも反撃。中央でのコンビネーションからゴール中央で受けたMF松尾佑介が振り向きざまに左足を振り抜きシュート。これがゴールとなり、浦和レッズが2-1とした。前半は2-1で折り返した。

後半に入り、68分に試合が動いた。セットプレイの流れから、MF岩尾憲のフリーキックをDF岩波拓也がうまくヘッドで合わせて浦和レッズが2-2の同点とした。同点ゴールを決めた岩波選手は「今日のメンバーを見るとターゲットは自分しかいないと思っていたので、そういう意味であれは練習してきた形だったので、しっかり得点出来て良かった」とゴールを振り返った。

試合はこのまま終了。2-2の痛み分けの結果となった。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「難しい一週間でしたけど、その中でもチームはしっかりとプレーが出来たと思います。2失点をした後も諦めることなくしっかりと淡々とプレーをしてチャンスを作って勝利に近づいたプレーが出来ていたと思います。全員が最大限の力を出し切ってくれたからこそ、0-2からでも追いついて追加点を獲って、あわよくば勝ち越す所までの展開に出来ていたと思います」と試合を振り返った。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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