富山市総曲輪にある野花そば処「つるや本店」は、創業大正12年の老舗蕎麦屋です。近頃めっきり寒くなってきたので、天ザル好きの私も思わず温かいそばを注文したのですが、これが最高に美味しかった！こちらのお店は、山菜そばが美味しいと聞いていたのですが、冬限定の「けんちん」は、心も体も温まると感じたメニューです。大きな具材がゴロゴロ入ったボリューム満点のこのメニューは、具材の種類も多く満足感もありました。今回は、そんな温まるメニューを提供しているこちらのお店をご紹介します。

店内に入ると、カウンター席に案内されメニューを眺めます。友人や知人のSNSによく出てくる山菜そばにしようかなーと思っていたら、けんちん（冬季）という文字が目に飛び込んできました。この日は、晴れていましたがとても寒く温かいメニューが食べたいと思っていました。けんちん汁ってあまり食べたことないけど、絶対体が温まるやつだ！しかも、なんか妙に心に響く字面。お店の入り口や店内にもいくつか「けんちん」の看板があったことを確認して、これは絶対おすすめだなと確信して注文を終えました。

しばらくして、けんちん蕎麦が到着。蕎麦が見えないほど具がたっぷりのけんちん。確認できた具材は、厚揚げ・さつま揚げ・大根・鶏もも・人参・ネギ・絹ごし豆腐・椎茸・こんにゃく・ごぼうです。どの野菜もトロトロに柔らかく味が染み込んでおり、本当に美味しかった。蕎麦は、細麺でコシがありさらりととした喉越し。お雑煮のような出汁がさっぱりとしており、ここに揚げたお餅を入れたらどんなに美味しいだろうか・・・などと思いお正月に想いを馳せていました。

職場の近くにある蕎麦の老舗で、美味しい体験をして身も心も温まりました。正直、温かい蕎麦をあまり食べてこなかったのですが、それを後悔するレベルの美味しさです。温かい蕎麦が好きな方はもちろんですが、冷たい蕎麦が好きな方にもぜひ食べてほしいと感じました。冬に温かいランチが食べたいなと思う方は、ぜひこちらに足を運んでみてください。ご馳走様でした。