【宗像市】話題の特別展「国宝と現代の名匠 三右衛門」洗練された美の世界♬神宝館で来年2月4日まで!
今話題の特別展「国宝と現代の名匠 三右衛門」が開催されている神宝館は、宗像大社辺津宮(へつみや)境内にあります。
この特別展は今年10月1日から来年2月4日(日)まで開催されていて、国宝と三人の匠による洗練された美の共演をまぢかで鑑賞できる貴重な機会です。
宗像大社のご厚意により今回取材させていただき、古代と現代の至宝の数々を鑑賞してきました。
ここにそのほんの一部を紹介します。
◇宗像大社「神宝館」
神宝館は宗像大社辺津宮境内にあり、本殿左手に位置します。
神宝館には、沖ノ島祭祀遺跡から出土した八万点に及ぶ奉献品(すべて国宝に指定)が収蔵・展示され、また、宗像大宮司家にまつわる古文書など多くの神宝も展示されています。
現在は「国宝と現代の名匠 三右衛門」特別展として、一階から三階まで宗像大社所蔵の国宝と現代の名匠の作品を同時に鑑賞できる展示になっています。
◇特別展「国宝と現代の名匠 三右衛門」
現在、神宝館で開催されている特別展「国宝と現代の名匠 三右衛門」では、「肥前の三右衛門」十四代今泉今右衛門氏、十五代酒井田柿右衛門氏、十四代中里太郎右衛門氏の三大名工と宗像大社所蔵の国宝が一堂につどう洗練された美の共演を鑑賞できます。
各階展示会場
◇国宝と名工の共演
*国宝「銅製雛形紡織具」
*十五代酒井田柿右衛門作
「濁手紅葉文徳利」
「濁手唐梅文ぐい吞」
「濁手団栗文ぐい吞」
*国宝「金銅製歩揺付雲珠」
*十四代今泉今右衛門作
「色絵雪花吹墨墨はじき雪文ぐい呑」
「色絵雪花薄墨墨はじき雪文ぐい呑」
*国宝「金銅製龍頭 一対」
*十四代今泉今右衛門作
「色絵墨色墨はじき麗蓉文麒麟香炉」
*国宝「石釧、車輪石、金・銀・銅釧」
*十五代酒井田柿右衛門作
「濁手松竹梅文輪繋ぎ鉢」
*国宝「金銅製香炉状品」
*十四代酒井田柿右衛門作
「濁手山つつじ草花地文蓋物」
十四代今泉今右衛門氏作品
370年の歴史と伝統を受け継ぐ窯元、今泉今右衛門家。
江戸時代から続く鍋島焼の「墨はじき」という技法に新風をふきこむ作品に感動します。
色絵薄墨墨はじき雪文鉢
色絵薄墨墨はじき柘榴文蓋付瓶
十五代酒井田柿右衛門氏作品
花鳥図などを濁手(にごしで)の技法による温かくやわらかい素地に描かれるのが特徴の「柿右衛門様式」。
あざやかな色合いと豊かな構図の赤絵に魅了されます。
濁手藤文壺
濁手苺文花瓶
十四代中里太郎右衛門氏作品
伝統的な作風に加えて「掻落し」の技法をもちいた作品が並びます。
唐津焼の巨匠がみせてくれる大胆で力強い作品は圧巻でした。
唐津白地黒掻落し壺
唐津太郎右衛門青掻落し壺
「製作工程」展示も
国の重要無形文化財保持団体の認定を受ける「色鍋島今右衛門技術保存会」による製作工程の展示もあり、大変興味ぶかく観賞できました。
ここでは残念ながらほんの一部しか紹介できません。
この機会に現代の国の宝ともいえる「肥前の三衛門」の作品と、沖ノ島から出土した国宝の共演が堪能できる特別展「国宝と現代の名匠 三右衛門」を宗像大社神宝館で体感してみてはいかがでしょう。
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(媒体名)YAHOO!JAPANニュース
◆特別展「国宝と現代の名匠 三右衛門」の情報
開催場所/宗像大社神宝館
所在地/〒811ー3505 宗像市田島2331
電 話/0940ー62ー1311
開館時間/9:00~16:30(最終入館16:00)
拝観料(施設維持協力金)
一般800円・高校、大学生500円・小、中学生400円
休館日/年中無休
※12月4日5日は展示替えのため閉館