大宮駅に「アバター駅員」というバーチャルの駅員さんが配属されました。

2021年3月29日(月)より、大宮駅にて「アバター」を用いて遠隔による案内サービスを提供する実証実験が開始されました。

この実証実験は大型モニターに「アバター」と呼ばれる駅員の分身を表示させ、遠隔案内サービスを用いて道案内などの案内サービスを提供するというもの。改札口での問い合わせの4割を占める「周辺地理・鉄道・バスなどの案内」の業務を中心にサービスが提供されます。

利用者が駅員と対面で接することがないため、新型コロナウイルスの感染を防ぐことができます。また、遠隔でのサービス提供が可能になることにより、在宅勤務などの就労形態の拡大も期待できそうです。

アバター駅員は「アイ（AI）」さんと「ムサシ」さん

今回、大宮駅に配属されたアバター駅員は女性駅員の「アイ（AI）」さんと、男性駅員の「ムサシ」さん。2実際に対応いただく方によって、アイさんとムサシさんが切り替わるようです。

アバターを通した対話による対応に加え、駅構内や駅周辺の案内時には地図を表示してくれたり、乗換案内の際には時刻表を表示して案内していただけます。

2021年4月11日(日)に訪れた際は、「大宮駅中央改札（北）」に設置されていました。

今回のアバター駅員による遠隔案内サービスの実証実験は１年間の予定。期間中にはAI（人工知能）による接客も検証されるとのことです。

大宮駅で駅構内の案内や、大宮駅周辺の目的地への行き方、乗り換えなどで困った際は、ぜひ「アバター駅員」のアイさんとムサシさんに尋ねてみてください。