【京都市】爽快すぎーーー!京都一周トレイル随一の癒しスポット・沢ノ池のほとりを歩く|北山西部コース
京都市には「京都一周トレイル」というトレッキングコースがあるのをご存知でしょうか。山登りの初心者でも楽しめる工夫がされている、人気のトレッキングコースです。
なかでも「北山西部コース」の後半(道標「北山 67-1」から道標「94」)にある「沢ノ池」は、京都一周トレイル随一の癒しスポットと言っても過言ではありません。
特に、晴れた日の沢ノ池は、水面に周囲の山々を映し出し、一層美しい姿を見せてくれます。
天気予報をチェックして、沢ノ池のほとりを歩くトレイルコースにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「京都一周トレイル」は山歩きの初心者でも楽しめるトレッキングコース
「京都一周トレイル」は大きく分けてこちらの4つのコースで構成されています。
- 東山コース(約34.1km)
- 北山東部コース(約17.9km)
- 北山西部コース(約19.3km)
- 西山コース(約12.3km)
いずれのコースも公共交通機関を利用することで、コースの途中からスタートしたり、途中でリタイアしたりしやすいように設計されており、無理のない計画を立てられるのがポイント。
また、コース上には、道標(案内板)が小刻みに設置されており、公式ガイドマップと照らし合わせながら歩けば、初心者でも安心して楽しめます。
公式ガイドマップは、京都市内や近郊の書店などで販売されています。
京見峠から沢ノ池を経て、清滝へ|北山西部コース
北山西部コースは全長約19.3km。一度に歩き切るのは初心者でなくても大変なので、無理せず2回に分わけてチャレンジするのがおすすめ。
- 二ノ瀬〜京見峠(約9km)
- 京見峠〜清滝(約10km)
ただ、コースの分断ポイントである京見峠は、最寄りの公共交通機関(鷹峯のバス停)からの距離が約4kmほどあります。
しかも、鷹峯から京見峠までの坂道の傾斜はかなりきつく、正直なところ「京都一周トレイル」のコースにたどり着くまでが大変……
コースの特徴
鷹峯のバス停からちょうど1時間ほど歩くと、ようやく「京都一周トレイル」のコースに到着。後半のスタートは、「北山 67-1」です。
京見峠までの登りが大変ですが、「京都一周トレイル」のコースとしては、ほぼ下り。大半はなだらかで歩きやすい山道です。
時々、木々の間から見える京都市内の風景にも心が躍らされます。「あの川が桂川だから、あのあたりは」とトレッキング仲間と話すのも楽しい。
真っ直ぐに伸びた北山杉の並木道を歩くのも気持ちが良いです。
清滝川に架かる潜没橋。不安定な橋ではないのに、なぜか渡る時にテンションが上がります。
清滝川沿いはマイナスイオンが目に見えているのかと思うほど、あたり一帯が癒しに包まれています。この道ならどこまでも歩けそう!
愛宕山の登山口の近くにある道標「北山 94」が「北山西部コース」のゴール。癒しの多い、トレッキングコースです。
コースの見どころ・おすすめスポット
「北山西部コース」の後半の見どころやおすすめスポットをご紹介。
まずは、スタート地点の京見峠からすぐのところにある「山の家はせがわ」。手づくりのハンバーグが人気の洋食レストランで、ファンが多く、他府県から車で訪れるお客さんもいるほどです。
スタート直後にあるお店のため、ランチタイムには早すぎるのが残念ですが、コーヒーぐらいはいただきたいですね。
そして、このコース一番の見どころ、沢ノ池。実は、江戸時代につくられた農作業用の人工池だそうです。水が透き通っており、魚が泳いでいるのが見えます。
10時ごろに鷹峯のバス停を出発すると、ちょうどお昼ごろに沢ノ池に到着すると思います。いえ、多少時間がずれたとしても、お昼ごはんはぜひ沢ノ池で食べてください。きっと食べ物の実力値以上の美味しさを味わえるでしょう。
池のほとりでは、テントを設営してキャンプをしている人も。秘境キャンプ場としても人気があるようです。
紅葉の季節も美しい、沢ノ池
少しずつ肌寒い日が増え、いよいよ紅葉の季節を迎えます。
高雄から清滝にかけては観光客も多く、混雑する恐れもありますが、沢ノ池のあたりは静かに紅葉を楽しめると思いますよ。
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京都一周トレイル
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・京都一周トレイルとは
・北山西部コース