【葛飾区】紅梅と河津桜が美しく彩る庭園、メジロも群れる!堀切菖蒲園に訪れた早春の景色
都内有数の花菖蒲の名所「堀切菖蒲園」では、初夏の花菖蒲だけでなく、四季折々の花木を楽しめます。現在は香りの良い紅梅や濃いピンク色の河津桜などが園内のあちこちで咲き、いち早く春の訪れを告げています!
(写真はすべて2024年2月26日撮影)
京成線の堀切菖蒲園駅から歩いて10分ほど、閑静な住宅街に、端正な日本庭園の堀切菖蒲園が広がっています。園内に足を踏み入れると、目の前には雪吊りが施された立派な松が立っており、その隣で紅梅が花を咲かせています。早春を彩る紅色の花が、風情ある雪吊りに映えています。
花菖蒲の圃場(ほじょう)では、休眠中の花菖蒲のひとつひとつに名札がつけられ、静かに本格的な春の訪れを待っています。そんな花菖蒲を見守るように、園内の南側にのびる遊歩道のかたわらでは、早咲きの河津桜が艶やかな花を咲かせています。濃いピンク色の桜は圃場の景色によく映え、園内に華やぎを添えています。
遊歩道をゆるやかに登ると、広いあずまやがあります。こちらの近くでも、紅梅が美しい花を咲かせています。河津桜のそばから紅梅を眺めると、色調の異なるピンクの花の競演が見事です。
この紅梅は遊歩道のすぐそばで咲いているため、近寄ると得も言われぬ香りが漂ってきます。あずまやの椅子に座っている間も、ふんわりした甘い匂いが流れてきますよ。春の気配を感じる瞬間です。
園内の東に広がる杜若池の近くには、紅梅と白梅の木々が並んで立つエリアがあります。白梅は既に見頃を過ぎていますが、紅梅は今も可憐な花を咲かせています。適度な距離感で並ぶ梅の木々が、あたかも会話をしているような眺めです。
園内を彩る河津桜や紅梅、木瓜などの花木には、メジロがひっきりなしに飛んできて蜜を吸っていました。静かなたたずまいのこの庭園では、メジロも安心して食事を楽しめるのでしょうか。美しい花と鮮やかな黄緑色のメジロが、絵になっています。
梅や河津桜が華やかに咲く堀切菖蒲園へ足を運んで、ひと足早い春の訪れを感じてみてくださいね。雪吊りを施された松と春の花木が同時に見られるのは、あとわずかです!
名称: 堀切菖蒲園
所在地: 東京都葛飾区堀切2-19-1
電話番号: 03-3697-5237
開園時間: 9:00~17:00
休園日: 年末年始(12月29日~1月3日)
入園料: 無料
アクセス: 京成線 堀切菖蒲園駅から徒歩約10分
公式案内: https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006888.html