【札幌市白石区】北海道最大級のビジネスイベント開催中! テーマは「SDGs×デジタル新時代」
11月10日・11日に開催される「第36回北海道ビジネスEXPO」に行ってきました。参加企業は、現在の自分の仕事にはほとんど関係のない企業が多いのですが、ごく一部、私にも関係する企業が参加しているので行ってみました。今回のテーマが「SDGs」「デジタル」というキーワードもあってか、意外な企業の取り組みを目にすることができたし、勉強になりました。
「北海道ビジネスEXPO」とは
「北海道ビジネスEXPO」とは、「経済産業省北海道経済産業局」ほか関係機関で構成する「北海道技術・ビジネス交流会 実行委員会」が主催する北海道最大級のビジネスイベントです。1年に1回、新技術・新製品の紹介や、商談を通じて生まれる新たなビジネスチャンスなど“魅力的な場”を提供しています。
今年のテーマは、「イノベーション創造北海道~SDGs×デジタル新時代~」。持続可能な社会はデジタルとも密接に関連しているというのが、この広い会場に参加した約290社のブースからもわかります。
中には大企業、大きなビジネスも多いのですが、私みたいな小さな仕事をしている人間でも、今までは知るチャンスがなかったけれども興味深い企業がたくさん参加していました。
個人的に興味深かった企業など
私は野菜ソムリエということもあり、野菜や食に関する情報がとても気になりました。
一番気になったのは、“作物の収量がアップする機械”。どんな機械なのか興味深く説明を受けました。
植物は、光と水とCO2によって光合成を行って糖を生成して成長します。効果的なCO2を供給することによって光合成を促進させ、作物の収量と品質をアップする機械が、この度、岩手県農業研究センターと長府製作所とで共同開発したとのこと。
そして、最近、北海道でも獲れる魚の種類が変わってきて、今までは獲れなかったブリが水揚げされ、ここ数年、函館はブリの全国トップクラスの漁獲量となっています。ただ、そのブリは、あまり脂がのらないまだ若いブリで、「ブリ大根」にするにはちょっと物足りないものなのです。
それを逆手に取った商品が試作されています。その名も「函館ブリ塩ラーメン」。スープを試飲しましたが、濃厚でブリの香りもしっかりと出ていて美味しかったです。
「食品加工研究センター」でも、道産ブリの利用拡大を目指した「ブリ節」の製造技術の開発を行っているとのこと。
北海道認定の「ヘルシーDo」という「北海道食品機能性表示制度」があり、現在19の素材が認定されています。
そのような素材から抽出されたものを使った商品もいろいろできています。
「オリゴノール入りもち米ようかん」は、実は私が発案者なのです。名寄の仕事をしている時に思い付いたもので、「オリゴノール」というライチ果実に含まれるポリフェノールを低分子化して吸収性を高めた高吸収型ポリフェノールを使用した商品です。もち米に含まれる糖質の代謝を小豆のビタミンB群が助けるというものです。ずいぶん前に開発したものですが、まだちゃんと商品化されていました。
そして、気になっていた生産者さんにもお会いできました。
石狩市で新規就農した「石狩みのりファーム」の佐々木洋美さん。彼女はトマトやコマツナ、ブロッコリーなどを栽培し、自分のトマトとピーチシロップ、ビーツなどを使用した「農家のアイス GELATOMA」を製造しています。SNSで知り合い、お会いしたかったんです。
ほかにも、野菜を使ったいろいろな商品が開発されています。
私はどうしても農産物が気になってしまいますが、実は参考になったものがほかにもあります。
スマートエネルギーやITを使ったビジネスなど。
著名人によるセミナーもあります。
「第36回北海道ビジネスEXPO」は明日も開催しています。興味のある方はぜひ行ってみてください。見ごたえがあるので、できれば半日は時間をかけたいですね。
<第36回北海道ビジネスEXPO>
*開催日時:11月10日10:00~17:30 11日9:30~17:00
*開催場所:アクセスサッポロ(札幌市白石区流通センター4丁目)
*入場料:無料
*詳細はこちらをご覧ください。