ミシュランシェフがカジュアルカフェ！

　12年連続でミシュランの一つ星に輝く大阪の名店フレンチ「リュミエール」。現在は、レストランの「Bistrot KARATO」や「唐渡」、カフェの「dammann lumiere」など、店ごとにほかにないアイデアを盛り込み、違った個性を感じさせる6店を運営しています。そんな多彩なリュミエールグループのラインナップに2022年8月10日、美術館併設のカフェが加わったときいて訪問しました。

　場所は、大阪中之島美術館。最寄りの京阪中之島線 渡辺橋駅から徒歩5分ほどです。2022年2月２日にオープンした美術館では、話題の「展覧会 岡本太郎」を開催中。

　美術館の東側面に併設のショップやレストランが並んいます。

　その一番北側に位置するのが今回の目的店である「Musée KARATO（ミュゼカラト）」。

高い天井と陽光が差し込む贅沢な空間！

　大きな窓から日が差し込む明るい店内は天井も高く、開放感があります。

　エントランスに近いフロアは、2人掛けのテーブルがズラリと並びます。

　奥のフロアには丸テーブルなども配置し、少し落ち着いた雰囲気になっています。

　また、店の前にはテラス席も。

お手ごろ感ある料理から、贅沢なセットまで、ランチは多彩！

　お昼の訪問だったのですがメニューには、「クロワッサンサンド 燻製チーズ風味 たまごまるごととろーり」880円や「完熟トマトのマルゲリータ ピザ」1,090円、「ベーコンと粗挽き胡椒のクリームパスタ カルボナーラ風」1,210円など、ランチにぴったりな料理をラインアップ。

　ちょっと贅沢に50食限定のスペシャルワンプレート遊園地をオーダー。

スペシャルワンプレート遊園地[食後のデザート付き]2,640円

ランプ肉のローストビーフ、ハンバーグとチーズのグラチネ、国産鶏胸肉と海老のフリットなどがワンプレートののったメインにスープ、パン、ドリンク、さらにデザートがセットになっています。

　プレートは超盛りだくさん。

　どれもがメインのようなプレートのなかでも目立つのがローストビーフ。やわらかな赤身でお肉は噛めば噛むほど旨味が口の中に広がります。

　国産鶏胸肉と海老のフリットのエビは大きめでコロモがサクサク。もちろん身はプリッ。ビーツの酵素タルタルは、ほどよい甘味もあって酸味が心地よく初めて出合う味わい。こういうところに、ミシュランシェフのテクニックを感じます。

　野菜をおいしく楽しませてくれる技術も、唐渡シェフの大きな特徴。このプレートにも野菜がたっぷり使われています。

　鶏ベースのスープは、シジミの旨味が加わります。しかもきざんだ野菜がたっぷり入っています。

　低温で長時間熟成させたパンは、ふんわり。

　こちらはバタフライピーフラワーティー　パッションフルーツとレモンのエッセンス。スポイトをおさえると、ドリンクの色がマジックのように変わります。

　さらにデザートも付きます。

完熟トマトとモッツアレラのパスタ1,100円+スープセット500円

ランチではパスタが人気です。

　この完熟トマトソースは、濃厚の旨味と上品な酸味が特徴。ベーコンや粘度のあるモッツァレラとともに少し細めの麺とよく絡みます。バランスが良く、後味の余韻もいい。

アフタヌーンティーやスイーツなど、女性に人気のメニューも充実！

　じわじわ人気となっているのが、13:00〜17:00限定のアフタヌーンセット。お隣さんが注文していたので厚かましく撮影させてもらいました。1名分が4,950円で写真は2名分。

　どの段ももりだくさんです

龍の卵とジャージー牛乳のプリン パフェ仕立て1,320円　

　おすすめされたので、食べたのがプリンアラモード的なパフェ。

　しっかり甘味のあるソースの濃厚なプリンを、チョコ、リーフパイ、シュー、フランボワーズのフィナンシェ、薄くスライスしたドライオレンジが囲みます。

　シュー生地の中にプリンを入れて食べるのもおすすめ。

好ロケーションで贅沢な時間を楽しむレストランカフェ！

　ディナーでは13,300円のコース料理も用意。カフェと思うと高いと感じるかもしれませんが、料理のクオリティは立派なレストランです。すぐそばに土佐堀川があり、閑静なオフィス街なので喧噪もなく、しかもスタイリッシュな美術館に併設というロケーションはほかにない魅力です。間違いなくおいしいものがそろっているので、デートや大事な食事の場所としての候補になるんじゃないでしょうか。