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Twitter、凍結したアカウントに「どのツイートが問題だったか」をメールで連絡すると発表

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
(写真:ロイター/アフロ)

 3月15日、TwitterはTwitterのルールに違反して凍結されたアカウントの持ち主に対して、どのツイートがどのルールに違反していたのかをメールで連絡を行うようにすると発表しました。

 Twitterのアカウント凍結に対してはその理由が不透明であることから批判が集まっており、凍結に対して異議申し立てを行っても自動返信のようなメールが返ってくるだけで解除されないことにもユーザーから不満が出ています。

 また、これらの流れから「東京にあるTwitter JAPANのオフィスに直接乗り込んで抗議する」ことがアカウントの凍結を解除させられる可能性のある手段として知れ渡るなど、インターネット上のサービスとは思えないなんともアナログな手法が解決手段のデファクトスタンダードになりつつあります。

 今回の凍結理由のメール連絡が行われることによって、問題のツイートをユーザー側で確認して削除できるようになれば凍結解除の手助けとなることは間違いないでしょう。一方でTwitterには「『死ね』や『殺す』などの文字列の自動判定で凍結認定を行っているのではないか?」との噂もあり、それが浮き彫りになる可能性もあります。

 いずれにせよ、一歩前進したということで。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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