100人カイギsummit2022開催!川崎市代表は若い視点からの川崎の魅力と地域参加の在り方を語る
「100人カイギsummit 2022」~年に一度の「100人カイギ」のお祭り~
全国各地の「100人カイギ」の運営者・登壇者・参加者が一同に会し、これまで開催された100人カイギの中でも特に面白いと選ばれた登壇者をゲストスピーカーとして招待した年に一度のイベント「100人カイギsummit 2022」が11月12日に東京都虎ノ門ヒルズにて開催されました。
川崎市でもこの100人カイギが開催されており、今年の9月に川崎に縁のある100人のゲストをつなぎきり、解散を迎えました。
「つながりを、みつめなおす」
2018年から開催し、2022年で5周年を迎えた「100人カイギsummit」の今年はテーマは「つながりを、みつめなおす」。つながり方の多様化が進む今だからこそ原点に立ち返るために、全国から選ばれた28ヶ所の地域の登壇者らを招待して、そのあり方について改めて見つめ直しました。
つながり方・伝え方も多様化
今年の100人カイギsummitはリアル会場とオンライン会場のハイブリッド開催でした。そのハイブリッド開催である利点を活かし、「北は北海道 旭川市から南は九州 鹿児島市まで全国の28地域」からのゲスト登壇となりました。
また、本会にはグラフィックレコーディング(グラレコ)も活用、グラレコによって対話の場における議論や発表内容、その流れがリアルタイムにて可視化され、より深みのある対話を引き出していました。
川崎市からは「地域で活躍する若者」を代表して那須野さんが登壇
「マチノタネ」代表の那須野純花さん(Twitter) は、これまでに自身が発足にも関わった「認定NPO法人グリーンバード武蔵小杉チーム」や「かわさき若者会議」といった地域の若者たちを巻き込んだ活動の紹介や、そこで得た経験から感じている地域における若者たちの役割やそのつながり方についてのスピーチを行い、多くの参加者からの共感を生んでいた。
「自身より歳下で、地元でやりたいこと・やれることを多く持つ魅力的な子たちがいっぱい出てきている。一方で、コロナ禍もあって、それをどうリアルで表現すればよいか悩んでいる子たちも多い。地域で積極的に活躍する方々との間の世代である自分たちが若者世代と地元をつなぎ、彼ら彼女らの活躍の場を作っていきたい。また、今回の講演がみなさんの身近にいる若者により目を向けるキッカケにもなってほしい」
自身は地元の先輩らから自然と地域での繋がり方について学んできたと言います。そんな自分らの世代だからこそ、その架け橋になるべきと、地域における若者の社会参加の在り方について力強く語ってくれました。
100人カイギ。その着地点は?
「100人カイギはゲストが100名に達したら解散する」というシンプルなルールの下に行われてきました。一方で、そこでつながったことをキッカケに解散後も多彩なコラボレーションが起きはじめているという声が本会に参加した様々な地域の方々から聞かれました。
「100人カイギは地域で活動している人を知る機会を作っているだけで、アクションを起こす場ではなかった。だけど、そういった活動を通して、『解散』後の今なお未来につながるアクションが起きていることには胸が熱くなる」
「100人カイギfounderで見届け人」である高嶋大介さんは本会終了後の参加者と会話する中での気づきについて語ってくれました。
地域で活躍する魅力的な人材を改めて発掘し、ゆるやかに地域とつなげる。そしてそこで出来たつながりから様々なアクションが生まれ始めている。「『終わり』を決めたからこそ、『終わり』がなくなる」このコミュニティ活動に今後も注目していきたい。
100人カイギsummit2022
開催日程:11月12日 13:00-18:00
場所:東京都虎ノ門ヒルズ / オンライン
主催:一般社団法人INTO THE FABRIC
特設サイト:https://www.intothefabric.org/100summit2022/
一部写真提供:100人カイギsummit 2022事務局より