【神戸市東灘区】これらの歴史的建築物は同じ建築家によって建てられました
神戸市東灘区にある歴史的建築物のなかで同じ建築家によって建てられた建物を選んで紹介します。ここで取り上げる建築家は大正から昭和にかけて主に神戸市で活躍した清水栄二。いまも東灘区に建築当時から現存している清水栄二の建築物3件を紹介します。
神戸市立御影公会堂
現在では清水栄二が手掛けた建築物で最も知られているもののひとつが御影公会堂かもしれません。御影公会堂は、1933年(昭和8年)に施工されました。野坂昭如著『火垂るの墓』のなかでも出てくる建物としても有名です。2017年に耐震改修工事が完了。
御影公会堂
神戸市東灘区御影石町4丁目4番1号
阪神電車 石屋川駅 徒歩5分
甲南漬資料館
甲南漬の資料館も清水英二が手掛けた建築物です。旧高嶋平介邸として1931年(昭和6年)に施工されました。現在は甲南漬資料館として館内を見学することができます。
甲南漬資料館のエントランス部分には曲線が施されていて御影公会堂のデザインに似ているように感じます。同じ建築家が設計した建築物を比較して類似した部分を探すことも楽しい鑑賞方法ですね。
甲南漬資料館
神戸市東灘区御影塚町4-4-8
新在家駅 徒歩5分
神戸市立東灘区民センター小ホール
東灘区の区民センターの小ホールの建物も清水栄二の建築です。旧魚崎町役場として1937年(昭和12年)に施工されました。縦のラインを強調したデザインが印象的です。
清水栄二が手掛けた建築物は同区内の学校などにもありますが、ここでは一般の方でも見学ができる建築を3件選んでみました。建築家という切り口で建築物を見学する方法もまた楽しいかもしれません。神戸には他にも清水栄二の建築物が現存しています。
神戸市立東灘区民センター小ホール
神戸市東灘区魚崎中町4-3-16