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【日本一の紙の町】ISOTで、ためいきがでるような、四国中央市の水引を見てきました

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 四国中央市をご存じでしょうか。

 四国中央市は、愛媛県の東の方。その名の通りちょうど四国の上辺の真ん中にある市です。

 こんにちは。デジアナリスト・手帳評論家・歌手の舘神龍彦(たてがみたつひこ)です。

 今回は、ISOTで見つけた四国中央市のブースの水引を紹介しようと思います。

江戸時代に始まった伊予水引

 日本一の紙の町と言われる四国中央市。紙の工芸品の水引の歴史は江戸時代の元結(こより)にはじまり、紙すきとして発展してきたそうです。

 そして、独自の優美さと細工の技術を生かした工芸品が全国に出荷されているそうです。

 その1つが、この水引アート「松」なんですね。

 紙でできているわけですが、間近で見るとまさに松。紙の素材感はありますが、松独特の鋭さが感じられました。

紙の風合いながら松独自の鋭さが感じられる
紙の風合いながら松独自の鋭さが感じられる

三椏原木とは

 これが、水引の紙の原料になる三椏原木(みつまたげんぼく)です。

三椏原木(みつまたげんぼく)。樹皮を剥いだ状態
三椏原木(みつまたげんぼく)。樹皮を剥いだ状態

 これは樹皮を剥いだ状態です。水引の紙の原料になるのは、その樹皮ですね。これです。

三椏原木の樹皮。これ以外にもいろいろな種類がある
三椏原木の樹皮。これ以外にもいろいろな種類がある

 ISOTでは、四国中央市の十数のメーカーがまとまって出展されていました。それぞれ紙を加工した製品を出品していました。
 一口に紙といっても、その種類や、ましてや減量まであまり考えたことのなかった身には、非常に新鮮な展示でした。
 四国中央市には、紙の資料館もあるようです。機会があれば一度行ってみようと思います。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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