X(旧Twitter)に2つの有料プランが追加。「Xプレミアムプラス」は月額1,960円で広告なし!
10月28日、X(旧Twitter)に新しく2つのサブスクリプションプランが追加されました。
「ベーシック」は368円、Xプレミアムプラスは1,960円
新しく追加されたのは「ベーシック」と「Xプレミアムプラス」の2種類です。これまでのプランは「プレミアム」となっています。
それぞれの価格は「ベーシック」が月額368円、「プレミアム」が同980円、「Xプレミアムプラス」が同1,960円に設定されています。
「ベーシック」は有料機能が使えるが青バッジと収益分配なし
一番安い「ベーシック」プランではポストの編集や140文字以上のポスト、長い動画の投稿などこれまで「プレミアム」プランで利用できていた様々な有料機能が使えるようになっています。
一方、「プレミアム」にあった青バッジ(認証バッジ、チェックマーク)は付与されず、そのための身分証明書の確認もありません。
また、ポストのインプレッション数などに応じて広告費用が分配される収益化機能や、有料の読者を集めるクリエイターサブスクリプションプランも使えません。
細かいところではX Pro(旧Tweet Deck)も使えなくなっています。
そのほか広告についても「表示なし」はもちろん「半減」もなく、無課金ユーザーと同じ回数、表示されるとのことです。
基本的な有料機能が使えるのに、安い。それが「ベーシック」です。
「Xプレミアムプラス」は広告なし&返信のブーストが最大に
逆に一番高い「Xプレミアムプラス」では何が変わるのかと言うと、まず広告が表示されなくなります。
「おすすめ」と「フォロー中」に表示される広告が表示されなくなるため、よりXのタイムラインに没頭できるようになります。
「オタ恋」や「実際には遊べないゲーム」などのまれに話題になる広告が見られなくなるというデメリット(?)はありますが、広告がない方が良いという人は多いでしょう。
もうひとつの機能は返信のブースト(表示の優先順位)が「最大」になることです。通常の「プレミアム」のブーストが「大」なことを考えると、「プレミアム」ユーザーよりも上位に表示される権利と言っても良いでしょう。
既存のプレミアムユーザーは契約できない(現在改修中)
しっかりして欲しい点は、じつはこの「ベーシック」と「Xプレミアムプラス」、現在「プレミアム」を契約しているユーザーは契約の変更ができません。
契約を変更したい場合は、一度プランを解約する必要があります(解約しても上位プランの登録ができず、プレミアムに戻したとの報告がありました)。
ただし、Xのアップデート情報を伝えるアカウントによると、「来週(数週間以内かも?)、サブスクリプションのTierをアップグレード/ダウングレードできる機能が追加される」とのことです。
年間契約をしているユーザーの方は、こちらのプラン変更機能が追加されるのを待った方が良さそうです。
返信スパムが増えそう
いずれにせよ、今回のアップデートでの最大の懸念では「スパムが増えそう」。これに尽きます。
現状でもフォロワー数の多いアカウントの返信欄は、「プレミアム」登録をしている海外ユーザーの一言コメントスパムで埋まっているのに、今度は「Xプレミアムプラス」でそれがさらにブーストされます。
「Xプレミアムプラス」の広告なしは魅力的ですが、ユーザーの利用環境としては悪化すると言って良いでしょう。