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今さら聞けないFSCとLCCの違いとは?違いを知って賢く使おう!

yuka_tabicoorde世界を旅する婦人科Nurse|yuka

みなさん、こんにちは。今まで20カ国50都市以上を旅してきた経験をもとに、今回は航空会社のサービスの違いについてお伝えしようと思います。

FSCとLCCと聞いて、何の略だかご存知でしょうか?

LCCの方が聞き馴染みがあるかもしれません。

まずFSCは Full Service Carrier(フルサービスキャリア)の略で、LCCは Low Cost Carrier(ローコストキャリア)の略です。

具体的な航空会社のー例を挙げてみると、FSCはANA、LAL、エミレーツ航空、キャセイパシフィック航空、タイ航空、大韓航空、エティハド航空、カタール航空など。LCCはジェットスター、ピーチ、ジップエアー、エアアジア、チェジュ航空、香港エクスプレス、ベトジェット航空など。

名前からも分かるように、サービス内容が全然違います。

LCCと聞くと、漠然と航空券が安いというイメージがありますよね。

まさにその通りで、時期や時間帯によっても異なりますが、FSCに比べてLCCは断然安いです。

私の場合、長距離のフライトではFSCを使い、短距離のフライトではLCCを使うことが多いです。

ではなぜLCCが安いのか、LCCを軸にその理由を紐解いていきましょう。

ーLCCは各種サービスがない

1. 機内食とドリンクのサービスがない

旅の楽しみとして、機内食もそのひとつではないでしょうか。

LCCは機内食が出ないので、何か食べたいときは有料で購入します。

事前予約することもできますし、機内で注文することもできます。

注文できるものの、結構割高です。

ベトジェット航空の機内で注文したオレンジジュースとカシューナッツ
ベトジェット航空の機内で注文したオレンジジュースとカシューナッツ

またドリンクサービスもないので、搭乗前に飲み物を購入して持ち込む必要があります。ただしここで注意してほしいことは、必ず保安検査を通過した後で購入してください。

保安検査通過前だと飲料は没収されるので、購入するタイミングをお間違えなく。

FSCだと機内食とドリンクサービスは無料です。

長時間のフライトでは機内食が2回出たり、短時間のフライトでも何かしら軽食が出ます。ドリンクサービスも何度か回ってくるほか、航空会社によってはアイスやお菓子がもらえたりします。機内の後方に食べ物が置いてあることもありますし、CAさんに言えば何かしらの軽食を持ってきてもらえたりします。小腹が空いた時には遠慮せず、無料のサービスをフル活用しましょう。

エティハド航空の機内食
エティハド航空の機内食

2.モニターがない

機内ではみなさんどのように過ごしていますか?

私はフライト中ほぼ寝れないタイプなので、たいてい映画を観て過ごします。

ですが、LCCはモニターが付いていないことが多いです。もちろん映画を観る以外にも、読書をしたり、PCで仕事をするなど、モニターがなくても問題ないかもしれませんが、さすがに長時間のフライトだとつらい...。

モニターがなくても苦痛なく機内で過ごす工夫としては、事前にスマホに映画をダウンロードしてオフラインでも観れるようにしています。

3.預け入れ手荷物が有料(無料でも重量設定が低め)

LCCは預け入れ荷物が有料のことが多いです。無料でも15kgまでだったりとFSCに比べて低めの重量設定です。(各航空会社によりますが、FSCの上限は大体20〜23kgまでと高めの重量設定)

なので、航空券だけでなく、手荷物の追加料金が発生します。

上記3つがFSCとLCCの大きな違いです。

他にもLCCはFSCに比べてゲートが遠い、遅延が多い、座席が狭いなど細々とした違いが挙げられます。

最後に

私が思うに、旅の目的に合わせて、FSCかLCCを選択するのが良いと思います。

移動中も快適に過ごしたい、もしくは旅の交通費を少しでも抑えて現地で使う費用に回したい、などその人によって価値観が違います。

FSCとLCC、どちらにもメリットデメリットがあるので、後悔しないようによく情報収集をしてから航空券を購入するようにしましょう。これから海外旅行を計画する方に、少しでも参考になれば幸いです。

世界を旅する婦人科Nurse|yuka

海外とホテルLover|渡航歴は22カ国55都市|世界遺産検定2級|MBA愛用|初めての一人旅はスペイン&ポルトガル|サンセバスチャンのラビーニャでもう一度バスチーを食べたい|旅の計画やフライトのリサーチが得意|女子旅にお出かけしたくなるオススメスポットを紹介します。

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