【京都市左京区】京都で活躍した女性画家による女性像を展示する特集展示
京都市左京区岡崎の京都市京セラ美術館は、1933年(昭和8年)に開館した歴史ある美術館です。明治時代以降の京都を中心とした日本画、洋画、工芸作品など約3,800点を収蔵し、これらのコレクションをテーマをかえて展示する常設展のほか、大規模な展覧会が行われています。
2020年(令和2年)のリニューアルに伴い「京都市京セラ美術館」と命名されました。
ちなみに京都市伏見区の京セラ本社にある美術館「京セラギャラリー」は、2019年(平成31年)3月まで「京セラ美術館」という名称でした。名前が似ていてまぎらわしいのですが、まったく別物なので注意が必要です。間違えるのは自分ぐらいかもしれませんが。
京都市京セラ美術館に行くには
岡崎のシンボル的な平安神宮の大鳥居。
大鳥居をくぐると左手に京都国立近代美術館、右手に京都市京セラ美術館、奥に岡崎公園、そのさらに奥に平安神宮があります。このあたりは他にも寺社仏閣や文化施設が多く、京都らしいエリアだといえましょう。
京都市京セラ美術館の本館は前田健二郎の案をもとに京都市土木局営繕課が設計したもの。美術館自体が国の登録有形文化財に登録されています。
特集「女性が描く女性たち」
京都を代表する作家やテーマによる特集展示を通じて、京都美術の面白さを伝える京都市京セラ美術館のコレクションルーム。2024年の夏期は、女性画家による女性像を展示する特集「女性が描く女性たち」が開催中です。
上村松園や伊藤小坡をはじめ、秋野不矩、梶原緋佐子といった京都の画壇で活躍した女性画家が描いた作品が展示され、当時の女性画家の画業や同性ならではの視点で描いた女性像の美しさに迫る内容となっています。
特集「女性が描く女性たち」は2024年9月27日までの開催。京都市京セラ美術館ではそのほか、新館 東山キューブで「村上隆 もののけ 京都」(2024年9月1日まで)、本館 北回廊1階で「奥村厚一 光の風景画家 展」(2024年9月1日まで)、ザ・トライアングルで「川田知志:築土構木」(2024年10月6日まで)が行われています。
コレクションルーム夏期 特集「女性が描く女性たち」
会場/京都市京セラ美術館 本館 南回廊1階
京都市左京区岡崎円勝寺町124
075-771-4334
開館時間/10:00~18:00(入場は閉場の30分前まで)
※8月24日をのぞく8月の金・土は20:00まで
休館日/月曜日(祝日の場合は開館)
観覧料/一般(京都市内在住) 520円、一般(京都市外在住) 730円、小中高生等(京都市内在住(通学)) 無料、小中高生等(京都市外在住(通学)) 300円、小学生未満 無料
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