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【四條畷市】龍尾寺のお宝とは何か? 今秋に12年ぶり「開帳」予定だそうです

具志堅浩二フリーライター(四條畷市・交野市)

龍尾寺に設置された89人目のサンタ像の取材を終えた後、石段を降りて何気なく寺の掲示板を見ると、「寺宝龍尾開帳(辰年のみ)」というタイトルの張り紙を見つけました。どうやら、12年ぶりに寺のお宝が披露されるらしいのです。

開帳の期間や時間、場所、拝観料はこちらをご確認ください
開帳の期間や時間、場所、拝観料はこちらをご確認ください

 掲示板の下の透明な樹脂製袋の中に、「落ちてきた龍」というタイトルのリーフレットが入っています。持ち帰ってじっくり読んでみたところ、龍尾寺の言い伝えとお宝披露の概要などをまとめたものでした。

 言い伝えをざっくり要約すると、以下の通りです。

◯約1200年前、人々が干ばつで苦しむ中、行基が雨乞いの儀式を行った。
◯すると、異人に化けた若い龍が出現。雨を降らさないようにしている大龍王に逆らって雨を降らせる旨を行基に伝え、消える。
◯大雨が降り出して草木は蘇るが、雨が止むと、空から3つに裂かれた若い龍の体が落ちてきた。大龍王の怒りを買ったのだ。
◯人々は若い龍に心を打たれ、頭部が落ちた場所に龍頭寺、腹部が落ちた場所に龍腹寺、尾部が落ちた場所に龍尾寺を建立した。

 このリーフレットにも「寺宝龍尾」と書かれていますので、もしかすると、龍の尾に関連するものが披露されるのでしょう。開帳は11月中旬からですが、どういうお宝なのか今から楽しみです。

龍尾寺前の看板にも由来が書かれています
龍尾寺前の看板にも由来が書かれています

 しかも辰年の年だけの催しなので、この機会を逃すと次はなんと12年後。ぜひ今秋に訪問して、この目でお宝を確かめたいと思います。

龍尾寺は紅葉の隠れた名所。お宝開帳時には紅葉が見られるかも(23年12月5日撮影)
龍尾寺は紅葉の隠れた名所。お宝開帳時には紅葉が見られるかも(23年12月5日撮影)

龍尾寺
所在地:大阪府四條畷市南野6-11-70 

フリーライター(四條畷市・交野市)

1968年大阪府生まれ。バス・タクシー業界紙、電機業界誌の記者などを経て、2015年に独立。現在は、ヤフーニュースオリジナルTHE PAGEや週刊エコノミストなどで、環境問題、食料安全保障、公共交通から街ネタを含めて幅広いジャンルの記事を取材・執筆中。Yahoo!ニュース エキスパートでは、「地域とそこに住む人が好きになる」記事を追い求めて頑張ります!

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