こんにちは！エキスパートライターのにったようこです。先日一宮市篭屋で行われた小さなお祭りの紹介をいたしました。そこから繋がった「おいしくて、からだによいもの」を提供してくれる素敵なお店の紹介をしたいと思います。

◆看板のないカフェ

　一宮市の開明にある、看板を掲示していないお米屋さんカフェ『CASA』。アクセスは決して良くない場所ですが、密かにファンが多いお店のようです。一体どんなお店なんでしょうか？店内に入ると笑顔の素敵なご夫婦が出迎えてくれました。

◆CASA『ちょっと変わったお米屋さん』

「農」と「食」

　オーナーの上條嘉久さんにお話を伺いました。CASAは、愛知県一宮市に仲間と一緒に作りあげたちょっと変わったお米屋さんとしてオープンしました。かねてより、農業に関わる中で感じていた「農」と「食」の社会問題を、楽しさと美味しさを通して知ってもらうところから始めようと立ち上げた、生産者と消費者の架け橋的な「CASA＝家」という名のお店で2023年6月4日で7周年を迎えたそうです。

◆夫婦で切り盛り

　CASAは、ご夫婦でこの温かい空気に包まれる空間で、訪れる皆さんを迎えています。ここを拠点に集まる皆がどんどんと繋がっていくのが納得できます。

食は命をつなぐもの・手作りの大切さ・人の温かみ

　上條さんのお話では、「食は人生の基本であり、食を見直すことが人生を見直すこと」、ひいては、食は人の生き方や在り方に繋がっていくものだということをたくさんの出会いや経験の中で学んだそうです。

行き交える場所『人間交差点』

　人の居場所を作ることが自分の居場所になるのだと初めて理解し、「できることから少しずつ」の精神でたくさんの「ありがとう」を頂き、食を通じて人の人生に関わり、様々な経験を重ね、それが真の宝物の時間になったそうです。これからもこのCASAを通して、一人でも多くの方に笑顔になってもらえる、行き交える場所『人間交差点』として努めていきたいとおっしゃっていました。筆者はその語りと熱い眼差しに神々しさを感じました☆

◆薬膳ジンジャー

体も心もポカポカさせるジンジャーシロップ

　お話を伺いながら呈茶してくださったこの飲み物は・・・一見、初めはアイスコーヒーかと思いましたが、シュワシュワの炭酸？これはCASAオリジナルのドリンクで、お客様の要望が高まり商品化したそうでこだわりの逸品です。

詳しくはコチラ

◆こだわりのCASAランチメニューのご紹介

お米屋さんのおにぎりランチ

　さて、ここからはいランチメニューのご紹介です。CASAでは、三重県鈴鹿市の「中山農園」で自然栽培農法で育てたお米を使用しおにぎりを提供しています。奥様が握った白米、玄米、酵素玄米のおにぎりは、どこか優しくてとても美味しい。ゆっくりと目をつぶり、玄米のプチプチとした歯ごたえを堪能したい一品です。また、サイドメニューの具沢山のお味噌汁や、ぬか漬け、手作りの梅干しも、とてもおいしかったです☆

箸休めの酢大豆や、手作りの梅干しや味噌がおにぎりのアクセントになります。

　日替わりのお味噌汁は「麦みそ」のお味噌汁。かぼちゃ、玉ねぎ、キノコ、揚げの入った具たくさんで、ホッとする優しい味でした。これだけで立派なおかずになります。

◆その他、雑貨も充実しています。

　無農薬・自然派にこだわった食材はもちろん、日用品も販売しています。健康にこだわる方々に親身になって寄り添ってくれる姿勢を感じます。　

　CASAでは、手作り味噌や各種ワークショップなども行っているそうです☆

米粉のマフィンは大きくて食べ応えがありそうです☆

　日常、何気なく食べたり使ったりしている、お米や食材や様々な日用品。どんな製法で、どのようにお店に並ぶのかなど、気にしていませんでした。おそらく大半の方々はそうでしょう。今回の訪問は「食は人生の基本であり、食を見直すことが人生を見直すこと」というお話を伺い。様々な気づきがありました。これからは、もう少し食材にこだわり「おいしくて、からだにいいもの」を取り入れていきたいと思いました。

店概要

CASA