「公魚」…これ読める?冬の食べ物の難読漢字【冬の味覚】
めっきり寒くなった今日この頃。年末年始、ちょっと良いレストランに行く予定がある方も多いのではないでしょうか?そんなとき、お品書きに載っている漢字をスッと読むことができたら、ちょっとかっこいいですよね。
この記事では、「冬の味覚」をテーマに、食べ物の難読漢字をクイズ形式で紹介します。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
①「菠薐草」
まずはこちら!「○○ぐさ」?それとも「○○そう」?さあこれは何と読む?
・
・
・
正解は「ほうれんそう」!
旬は12~2月で、まさに今ですね。
「菠薐」とは中国語で、ネパールの地名、または原産国のペルシャ(現在のイラン)のこと。実は、名前に地名が入った野菜なのです。「法蓮草」と書くことも。
②「河豚」
さあ、「かわぶた」と書いてなんて読む?
・
・
・
正解は「ふぐ」!
旬は11月~2月です。
この漢字は、「川にすみ、豚のようにふくれる」という意味から。「海にすんでいるのに河豚?」と思う方もいるかもしれないですが、もとは中国から伝わった表記で、中国では河に上るメフグなどが一般的だったことから、この漢字が広まったとされています。
③「公魚」
「こうぎょ」ではありません。さあ、いったい何と読む?
・
・
・
正解は「わかさぎ」!
旬は1~3月。「若鷺」と書くことも。
この漢字は、公儀御用の魚という意味です。公儀とは朝廷または幕府のことで、江戸時代に常陸国の麻生藩が、徳川幕府十一代将軍・家斉にこの魚を年貢として納めたことからこのように表記されるようになったのだとか。
いかがでしたか?
3問中、何問正解できましたか?ぜひ、誰かと冬の味覚を楽しむときの話のネタにしてみてくださいね!
<参考>
*『三省堂国語辞典』第八版(2022年、三省堂)
*菠薐草(ほうれんそう)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
*ほうれんそう 法連草 産地 野菜 栄養 機能性 調理 | 独立行政法人農畜産業振興機構
*ふぐの呼び名 | ふぐについて |【下関春帆楼】日本のふぐ料理公許第一号の老舗ふぐ料理店
*公魚(わかさぎ) | 日本の旬・魚のお話 | 市況情報 | 神港魚類株式会社