【富士宮市】重林寺で除夜の鐘が突けます!108回の鐘の1回を自分で鳴らしてみませんか?
富士山重林寺は、天正年間(1573~1592)に創建されたそうです。今から約48年前の1974年に市道富士宮駅・中原線の開発に当たり、大宮町御殿地(元城町)から現在地大岩に移転しました。
静岡県内の富士市、富士宮市エリアの観音霊場富士横道三十三ヶ所観音霊場2番札所となっていて、「朝夕に 頼む仏の 道直ぐに 迷わでここに 大宮の里」という御詠歌が残されています。
緩やかな上り傾斜の参道の左手には庚申塔と六地蔵が並んでいます。
境内右奥には秋葉三尺坊が鎮座し、その前には龍王殿と鐘楼堂があります。
威厳のある山門の奥には富士山が見えます。
山門をくぐると無事、安全、諸難滅除を誓願してお守り下さるという見上げるほどに大きな十一面観世音菩薩立像が祀られていました。
本堂は約48年前に移転されただけあり、重厚な近代的な建築になっていました。
私が重林寺を訪問したのは、十年以上振りです。
子供の頃は晩秋の防火や無病息災を祈念する火渡りに参加したり、大晦日に除夜の鐘を鳴らしたくて夜紅白歌合戦をビデオ録画して、防寒をして鐘楼堂に並びました。
除夜の鐘を鳴らす意味は諸説ありますが、その一説には自分自身を苦しめる心(煩悩)の数が108あり、同じ回数の鐘を突くことで鐘を一度鳴らすごとに煩悩を一つ消し、幸せな一年を過ごしましょうという意味があるそうです。
近年では、近隣住民への配慮などで、除夜の鐘を昼に突いたり、突かないお寺もあります。
年末になり、「除夜の鐘を突かせてくれるお寺ってあるかな?」とユーザーさんから質問があったので、子供の頃お世話になった重林寺のご住職さんにお伺いしてみました。
子供の頃除夜の鐘を突いた記憶がある重林寺では、現在も除夜の鐘を突かせてくれるそうです。
今年最後の除夜の鐘を鳴らすのも、良い思い出になりそうです。
日本の冬の風物詩の1つ、除夜の鐘。これからも大晦日の夜、除夜の鐘を聞きながら新しい年を迎えられる場所であって欲しいと思います。
自宅や実家、友人宅などで過ごす方はどんな人が鐘を鳴らしているのかななんて思いを巡らて、清らかな鐘の音の中で希望に満ちた新年を迎えてください。
富士山 重林寺
住所:富士宮市大岩418-1
TEL: 0544-26-3245