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【野球】肘を前に出すは超NG!キレイな回転が故障の原因にもなる理由

下広志@JBS武蔵スペシャリストコーチ

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「キレイな回転をかける」「しっかり腕を振る」が実はダメな理由

小学〜高校野球で一度は
・真っ直ぐの回転をかけよう
・しっかり腕を振ろう
・肘を前に出そう
と指導したり、教わったりした事はありませんか?

実はコレ、
場合によっては逆に弱いボールを投げる事に
なってしまうケースがあります。

また肘の故障の原因にもなったりする事もあります。

当てはまった人はもちろんその他の方も野球知識を、
今回でアップデートしていきましょう。

肘を前に出す事で起こる主なエラー

①回転はかかるが力が伝えられない

多い指導方法として定番となっている
「肘を前に出して投げる」
ですがまず肘を前に出すと肘の曲げ伸ばしの動きが強くなります。

これは力の出力としては強い出し方ではありません。

前腕(肘から手首)が地面と垂直になりやすい為、
回転は4シーム回転がかかりやすくなりますが、
強く力を伝える事ができなくなります。

「真っ直ぐの回転をかけよう」
と伝えてしまう事で、
肘を極端に前に出してしまう投げ方を良しとしてしまうケースが
見受けられます。

肘を前に出す投げ方。回転はかかるが力は弱い
肘を前に出す投げ方。回転はかかるが力は弱い

②肘を前に出すと肘の骨がぶつかる

次に故障の原因になるケースです。

肘を前に出して投げると、
その後肘の曲げ伸ばしの動きによってボールがリリースされます。

この投げ方の場合、
肘の関節が伸びる事で骨と骨がぶつかりやすくなります。

また肘を伸ばして止める際に骨がぶつかる事でエネルギーを
収束させやすくなるので故障の原因になります。

肘を止める際に骨がぶつかりやすく故障の原因に
肘を止める際に骨がぶつかりやすく故障の原因に

③ボールへの力のかけ方が良くない

3つ目にボールへの力の当たり方が、
良くないという事があげられます。

これは1つ目の力が伝えられないと重なってきますが、
通常指はボールのやや上から力が当たります。

ですが肘を前に出す投げ方の場合、
ボールの横や下側から力があたる為、
力の伝わり方が弱くなります。

また体の回転方向と腕(肩から肘)の角度は近い方が、
力の伝え方は効率が良くなります。

肘を前に出す投げ方の場合、
この2つの回転方向がズレる為、
ロスが起こります。

どうすれば力強く投げれるか?

では、どうすれば強く投げていけるのでしょうか?
練習方法を含め動画でご用意していますのでぜひそちらをご覧ください。

・シュートするのは実は当たり前
・回転が真っ直ぐに近くなるのは腕だけでなく体の傾きによるもの
・肩甲骨や胸を使うことが大切
・ボールの上から力をかける
・グローブ側の支点がある事で加速する

など盛りだくさんで動画を構成しています。

内野手の場合でも、
送球を安定させようとしてどうしてもやりがちなケースです。

変なクセや思い込みをなくして選手の可能性を広げていきましょう!

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スペシャリストコーチ

野球スクール「JBS武蔵」を運営しております。自身のノウハウをYouTubeなどSNSでも発信中!選手は技術を通して自らの可能性を広げ切り開いていけるように、指導者は指導力が上がることで活躍できる選手を育成できるようにと願っています。皆様の野球生活に良い影響が与えられる様に研鑽して参ります。

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