女性にとってキャンプ場は危険なのか?「すぐできる自衛策」を5年以上のソロキャンプ経験からアドバイス
こんにちは!キャンプ系動画を配信している「かの地から」しーまんです。
みなさんは、キャンプで「危険」だと感じたり、危険な目に遭ったことはありますか?
僕は危険な目に遭ったことはないものの、「誰もいなくてなんか怖い場所だな…」と感じたことは多々あります。
ソロキャンプ中の性被害訴え…女性キャンパーの告白が波紋 専門家に聞いた解決策とは
最近見たり読んだりしたことも多いと思う、この女子キャンプでの被害について。
こういった問題があるのに触れないわけにはいかないですし、少し思う所があったので、長くなりますが書いてみようと思います。
そもそも、キャンプ場「だから」危険なのか?
結論から言いますが、何かしらの被害に遭わないようにするための方法は、自衛以外無いと思っています。
女性にとってキャンプ場は危険と思った方が良いです。
男性にとってもキャンプ場は危険と思った方が良いです。
ですが、そもそもキャンプ場「だから」危険と思わなければいけないのでしょうか?
例えば、普段の生活。
- 買い物に出かけている最中に、変な人に遭遇して付きまとわれた
- 飲食店で食事中に、隣の席の人に絡まれた
- 暗い夜道を歩いている時に、知らない人に襲われそうになった
こういった事は「起こり得る可能性がある」ことですよね。
だから「警戒」するし、被害に遭わないように、危なそうな場所には近寄らない等して「自衛」するわけです。
なぜなら、残念だけど「良い人ばかりじゃない」から。
まず、この大前提がないと話が難しくなりそうなので、「常に警戒して自衛しなければいけない」という前提に立って、今回のお話はスタートします。
キャンプ場は確かに怖い、人も怖いが動物も自然も怖い
とはいえ、「キャンプ場ならではの怖さ」は確実にあります。
高規格で安全性の高いキャンプ場もあるとは思いますが、多くのキャンプ場は昔ながらの自然に囲まれた場所ではないでしょうか?
僕は、キャンプ場での「危険」には、3つの種類があると思っています。
※怪我などの危険については話が逸れるので省きます
- ヤバい人間がいる可能性がある
- 野生動物が近くにいる可能性がある
- 突風や大雨、雪などで被害を受ける可能性がある
みなさんは普段のキャンプで、それぞれを意識していますか?
「キャンプだー!やっほーい!楽しーい!」で終始している人もいるかもしれません。
僕のような発信者でも、そういう場合が多いと思います。
発信者があまり今回のこの話題に触れないのも色々な理由がありそうです。
きっと、こういう話をすると面倒くさいヤツだなと思われたり、荒れたりするし、そもそもPVが伸びないので無意味だと敬遠してる人の方が多いんだろうなと思う。
正直その気持ちは分かるけど、あえて発信します。同じように発信する男性キャンパーや女性キャンパーが増えることを願って。こういった話題を上げにくくなるのは違うと思う。
少なからず上記の3つの危険性は、頭の片隅に常に置いておかなければいけないと思っています。
個別に見ていきましょう。
ヤバい人間がいる可能性がある
最初に、今回のニュースで問題になった「人間が怖い」について。
内容を読んでいてちょっと解せない所はあるにせよ、今回のようなことが起こった場合、当然加害者側に100%の非があります。
今回の被害が未遂に終わって(恐怖は残ったでしょうが)良かったですが、他にも人の怖さはあるので必ず警戒は必要です。
これは、女性だけではなく男性にも言えることです。
例えば、キャンプでは料理のために包丁やナイフなどの刃物を持っていますし、外からは中が分からないテント、そしてロープだってあります。
お酒を飲む人も多いので、酔っ払いも当然います。
周りにそういう人がウヨウヨいる環境なわけだから、冷静に考えると警戒しないと怖くないですか?
静かに一人で飲んで酔いつぶれる普通の酔っ払い
人と話したくてしょうがない面倒な酔っ払い
気が大きくなる迷惑な酔っ払い
酒乱の危険な酔っ払い
色々な酔っ払いがいるでしょう。
ヤバい人って「待った無し」です。
何かあるとは思いたくない。
でも、良い人ばかりじゃないから、何か「起こり得る」可能性はある。
だから、常に警戒は必要だと思っています。
野生動物が近くにいる可能性がある
後述しますが、そんな所でキャンプ(料理だけかもしれない)してて怖くないの?という動画や写真をよく見ます。
誰もいないような場所だったり、人里離れた場所だったり。
僕自身が動画や写真を撮影することもあり、今まで何度もそういった場所で「ここは絵になるな…でも止めとこう」と思ったことがあります。
やっぱり怖いのが野生動物。動物の気配や音をビンビン感じる場所もありました。
野生動物がいそうな場所で感じる恐怖って、人間のそれよりも怖いです。
だって言葉が通じないんだもん。待った無しどころじゃないです。
以前、某県にキャンプに行った時に、役場で利用申請をしなければいけないということで役場まで行くと、
「あ!キャンプするの?先週ゴミを荒らしに熊が出たんだよ。熊に気を付けてね☆」(本当に☆くらいのテンションで言われた)
と言われて、笑えないだろ…とドン引きして利用を止めたことがあります。
そこで「自分は大丈夫」とキャンプをするかどうかは自分次第ですし、しないのは自衛だと思います。
それを聞いてなおキャンプ場へ行き、僕が被害に遭ったとしても、完全に自己責任でしょう。
突風や大雨、雪などで被害を受ける可能性がある
最後に、自然が怖い。
僕は正直言って、大きな山や海を見るだけでも怖さを感じます。
自分の知識や人間の常識の範疇にない場所…そういった怖さを感じます。
キャンプ場での「対自然」は、危険性もあるということを常に認識しておかなければいけないと思っています。
Youtubeで言えば、雨の中でのキャンプや雪の中でのキャンプは「非日常感」があるのか、とても人気があります。絵になるし素敵に見えますよね。
ですが、大雨になればキャンプなんてせず避難した方がいいですし、雪の中に埋もれてしまうと危険なので、わざわざ雪に囲まれてまでやるべきでもないと思っています。
そして、何も考えずにそういったことを真似するべきではないし、「映える」理由で危険性のあるキャンプをする必要はないと、僕個人は考えます。
命があって、無事に帰るのもまたキャンプの大切な部分です。
女性が感じる恐怖には、防犯ブザーも南京錠も役に立たない
色々と書いてきたのですが、つまり「普段の生活でもそうだけど、怖さや危険性はそこら中にある事を認識して、自分の身を守ることを常に考えようね」ということです。
そのために、できる事やしなきゃいけない事もあるよね?ということです。
女性ならではの被害・恐怖は確実にあり得るので、対策は必要。
①人の多いキャンプ場に行く
②なるべく管理棟に近い所を確保する
③管理人さんが常駐しているキャンプ場を選ぶ
④女子デーがある場所もあるので、そういう日に行く
⑤声かけがウザいなと感じたらハッキリと断る
⑥ソロで行かない
など、取れる自衛手段は取るべきだと思います。
防犯ブザーなどで自衛する…という話もあったりしますが…あくまで予備策としてはいいと思うのですが、いざという時に防犯ブザーが鳴らせない場合もあるでしょう。
そして、人のいないような場所を選んでしまっていたら、全く意味を成しません。
基本は「人気(ひとけ)のある場所」を選ぶのが大事だと感じます。
また、テントに南京錠を付ける…という方法も紹介されていたりしますが、これも意味を成さないと思っています。
普通に使っていても破れることのあるテント。ナイフでテントを切り裂かれて入って来られたらどうしようもない…。
そっちの方が怖いですし、考えたくもありません。
特に⑤に関しては、声をかけてくる「勘違いした人」も中にはいるかもしれません。過去にはこういったニュースもありました。
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当たり障りない対応や、流されるような対応をしていると、勘違いする人って絶対います。
僕らの周りでは、男性目線から見ても「1人の女性に声をかける?そんな奴いるの?トラブルの元を自分から作りたくないよ」という感じなんですが、色々な話を聞くので、中にはいるんでしょう。
SNSなどを見ていると、余計にそう思います。
しっかり冷たい態度を取るだけで「あっ…」と引く人も一定数いるので、塩対応も大切です。
(そんな態度を取られると怖いから、そもそも僕は声をかけたりしない)
ネットに溢れる映像や写真は、綺麗な部分を切り取った物もある
キャンプ動画や写真って、綺麗な物が多いです。
なぜなら、綺麗な物を切り取って見せる方が絶対に「ウケ」がいいから。
そんなことないよ!という人もいると思いますが、ゴミ袋や生ごみ、食品トレーなどが映るキャンプ動画って少ない所を見ても、綺麗な物を切り取っているからだと僕は思います。
そんな僕も、そのあたりは綺麗な物じゃないのであまり見せません。
実際にキャンプをすれば汗だくになりますし、ゴミも出るし片付けも大変です。
道中しんどいこともあるし、面倒なことも多いし、決して綺麗なことばかりじゃないです。
綺麗な物は否定しませんが、現実があるよと言うことです。
キャンプ動画やキャンプ写真のタブーかもしれませんが、全てではないものの「見せるために作られた物もある。」のは現実。
例えば、川の近くなどの綺麗な場所でソロキャンプをしている人。TwitterやInstagramでよく流れてきますよね。
できればそういった発信をしているインフルエンサーと呼ばれる人にこそ、こういった問題に切り込んで欲しいなと思うんですが…見たことがないように思うのでやはり難しいんでしょう。
でも、冷静に見るとソロキャンプではなく、その映像には映らないカメラマンやスタッフもいるかもしれないし、そもそも泊まりじゃないかもしれない。撮影したら撤収、ということだってあるでしょう。
それを見て自分も「同じような場所で」「同じように一人で」「人気のない場所で泊まる」。
今まで書いてきたような「自衛」を考えずに実行に移すと、危険性が伴う場合が少なからずあると思います。
それは対人間に限らず、対動物でも対自然でも。
今回のニュースは、「どんな場所で」などの情報が抜けている(ニュースで読んだだけでは分からない)ので、自衛については分かりません。
ここまで自衛と連呼すると「なぜ被害者が気を付けないといけないんだ!」という意見もあるかもしれません。
ですが、それは今まで書いてきたように、「自分からできるだけトラブルを遠ざける」ための意識的な部分がまず必要だと考えるからです。
今回のような話は、残念ながら撲滅はできない…が、減らすことはできる(と思う)
色々な事を書き連ねてきましたが、残念ながらこういった被害は撲滅できない(ゼロにはならない)と思います。
撲滅できない。というのは、「良い人ばかりじゃない」からです。
撲滅できるなら、世の中から犯罪は消えているでしょう。だから、せめて被害に遭わないように気を付けるしかない。
キャンプを楽しむ人はみんな仲間。全員良い人と思いたいですが、場合によってはそうじゃない場合もあります。性的被害だけではなく、盗難被害の話を聞くこともあります。
ですが、先ほども書いた
①人の多いキャンプ場に行く
②なるべく管理棟に近い所を確保する
③管理人さんが常駐しているキャンプ場を選ぶ
④女子デーがある場所もあるので、そういう日に行く
⑤声かけがウザいなと感じたらハッキリと断る
⑥ソロで行かない
など、少しでも危険を回避することで、今回のような話は減らすことはできるんじゃないかと考えています。
長くなってしまったのでまとめると
自然相手の屋外でのレジャーなので、男女共に注意すべき所がたくさんある。
自衛を常に意識して場所選びからスタートさせないと、リスクは高まる。
自分を守るために周りを利用しつつも、最終的に自分を守るのは自分。
ということが言えるのではないか?と僕は思っています。
「それじゃ気軽にできないじゃないか!」「何も考えずに楽しみたい!」「人が少ない場所でこそキャンプは楽しめる!」「楽しければOK!」
など、色々な人がいるでしょうが、危険性は全て自分次第です。
ただ、今回のような残念なことが起こって欲しくないな。と思うので、自分も含め、キャンプをする人みんなが今一度、自衛について見直すと良いなと思います。
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《プロフィール》
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【かの地から しーまん】
キャンプ歴5年の山口県在住3児の父。
キャンプなどのアウトドアをはじめ、DIYや料理、クロスバイクや車中泊など様々な趣味をYouTubeや各種SNSで発信中。
山口県を拠点として、全国各地に遠征するのが楽しみの1つです。
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