「女性の願い1つ叶えてくれる！」と有名な鳥羽市相差にある神明神社の駐車場近くにあるcafe 千 -sen-に行ってきました。民宿の女将さんと海女さんでもある若嫁さんが営んでいるお店で、うにめしランチが美味しいと耳にしてから機会があれば是非おじゃましたいなぁと思っていました。

うにご飯、あおさのお味噌汁とワンプレートに相差で獲れた鯛、カマスのお刺身、紫芋マッシュとサラダ、ひじき煮、鯵の南蛮漬け、野菜の煮物、卵焼き、野菜とカマスの天ぷらが乗せられています。

うにご飯にはひじきが入っていて、両方のお出汁がよく出ています。あおさのお味噌汁は赤みそで、あおさの塩分もあって塩辛く感じるお店もあるのですが、丁度いい塩梅でとても美味しかったです。

お刺身はヤマトタチバナのとばこしょうで頂きます。ほんのり柑橘の香りで初めて食べました。鯛は新鮮でコリコリ、カマスは柔らかくて口の中で蕩ける食感でした。

紫芋は素材の味をそのまま楽しめるようにマッシュしただけとの事ですが、ほんのり甘みがありました。

赤い器がひじき煮、その左のガラスの器が鯵の南蛮漬けです。鯵はよく浸かっていて骨まで柔らかく、玉ねぎのシャキシャキした食感がよく合っています。

ひじき煮とレンコン、ゴボウ、たけのこの煮物は少し甘口の味付けでした。天ぷらは衣にあおさも入っていてほんのり磯の香りがして美味しかったです。

「白いご飯のお代わりもできますよ」との事でしたが、品数が多いので十分満足でした。

シフォンケーキも美味しそうですね。

ちょこんと乗ったさくらんぼがレトロで可愛いですね。

壁面の１つが黒板になっていて学校みたいです。メニューが書かれています。神明神社の魔除け、ドーマンセーマンがさり気なく描かれているのが相差らしいですね。

店内は広々としていて落ち着いた感じです。

店内はカウンターと大テーブル、4人掛け、2人掛けで全部で20席です。

ドーマンセーマングッズやお刺身に添えられたヤマトタチバナのとばこしょうもありました。

海女さんが潜っている写真のパネルも素敵ですね。今、全国で最も海女さんが多いのは三重県なのですが、海女さんは鳥羽市、志摩市で514人と過去最少となりました。前回調査した5年前と比べて146人減少し、後継者不足は深刻になっています。このお店の若嫁さんは数少ない若手海女さんなのです。

店内では鳥羽や相差のいろんな名産品なども売られていました。

お店の入り口はこんな可愛いディスプレイがお出迎えしてくれます。

お店は元JA跡地で相差海女資料館の手前左側になります。

うにめしランチ1100円は相差の新鮮なお魚、地元の野菜、名産品が使われており、とても美味しかったです。旬でプレートのお品が変わるようなので、行く度に新しい味に出会えるかもしれませんね。