【モノ語り #4】Bose QuietComfort Earbuds の自然な装着感が好きすぎる
そのモノが良いとか悪いとか、そういう話はおもしろくない。そうではなく、そのモノがぼくにとってなんなのかを話したい。そんな一方的な「モノ語り」、どうぞお付き合いください。
今日の話はBose QuietComfort Earbuds。ワイヤレスイヤホンについてです。
みなさんはワイヤレスイヤホンを探すとき、なにを気にして買うでしょうか。
音質。バッテリーの持ち。安くてもそこそこ良いもの。品質が安定していて長く使えるもの。
ぼくはというと「耳垢がしっとり湿っている人でも、ズレ落ちず、安定して装着しておけるもの」です。
ご存じない方もいるかと思いますが、世の中には2種類の人間がいます。
耳垢が乾燥してパラパラしている人と、しっとり湿っている人です。
日本人の14%ほどは、このしっとりタイプらしいですよ。
"しっとり" なんていえばかわいいもんですが、むしろ "べっとり" に近い感覚です。
良いことなんかひとつもありません。掃除もしづらいし、手につくときもちわるい。
「人生ハードモード」とは言いませんが、RPGのキャラクター名が「あああ」から変更できなくなるぐらいにはハンデです。
そしてなによりストレスなのが、耳に入れたイヤホンが徐々に滑り落ちてくること。
とくに最近の、シリコン製のカナル型イヤホンが主流となっているオーディオ業界。
これには本当に文句をいいたい。
シリコンだから余計につるつるすべって、何もしてなくてもイヤホンがぽろりと落ちるんです。
15分に一回ぐらいは、イヤホンを着けなおさないと、なんだか不安になるぐらいポロポロします。
そんな「耳垢しっとりタイプ」の悩みを解消して、ぼくにはじめて「ワイヤレスイヤホンの快適さ」を教えてくれたのが、「Bose QuietComfort Earbuds」でした。
このイヤホン、装着感がとっても自然。
カナル型は、イメージとして、耳の穴の中にシリコンを突っ込みます。
だから密閉性があって、遮音性にすぐれている。
けれども反面、耳が感じる異物感はつよく、長時間使用していると疲れてしまいます。
しかし「Bose QuietComfort Earbuds」は、シリコン部分が傘のように浅い。
だから耳の穴に「入れる」のではなく、穴の入り口を「ふさぐ」ような感覚で、耳へのダメージが少なくてすみます。
くわえて「カギづめ」のようなシリコン製のフックが付いており、これが耳の形に引っかかる。これにより、耳にしっかりとフィットしてくれます。
ランニングをしても、ジムでトレーニングをしても、はずれることはありませんでした。
ブルーボトルコーヒーでこの原稿を書いているのですが、ためしにいま、ヘッドバンキングを数度してみましたが、外れる気配は一切ありません。となりの席の人から「うわぁ……」という冷たい視線を浴びただけ済んでいます。軽傷です。
もしあなたが、ワイヤレスイヤホンを選ぶとき、「装着感」を大切にしたいなら、これがいい。
今日もお付き合いいただきありがとうございます。
ちなみに音質ですが、これはさすが Bose といったところ。ぼくは音楽素人で、楽器もプレイしませんが、素人が素人なりに音楽を楽しむには十分すぎるほどの性能です。