【弘前市】「まねっこ宇宙人」や「つきうさぎ」不思議な宇宙動物たちの世界を探検しよう
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iruhebon/article/02017032/title-1733403237298.jpeg?exp=10800)
もうすぐ雪に囲まれる弘前。お子さんとの遊び場に困ってしまうご家庭も少なくないでしょう。外遊びは大人も大変、できれば屋内で遊ばせたい、そんな時に。手軽にデジタルアート体験ができる施設が弘前市内にあります。宇宙動物と遊べる「宇宙の動物園」UNIVER ZOOです。
UNIVER ZOOとは
![2023年春の期間限定「UNIVER ZOO」](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iruhebon/article/02017032/image-1733403397321.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
2023年の春、弘前市立観光館で期間限定イベントとして開催された「UNIVER ZOO」。
![プロジェクションマッピング技術で3D化された塗り絵](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iruhebon/article/02017032/image-1733403381285.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
見るだけでなく、小さなお子さまから大人まで簡単に参加できる、体験型のイベントでした。子どもたちは、最初こそ室内の暗さに戸惑うものの、少しずつ触ったり塗ったり描いたりして、とても楽しんでいる様子でした。
![塗り絵がプロジェクションマッピング技術でフラワーアートに投影された](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iruhebon/article/02017032/image-1733405324252.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
そして、2023年弘前公園での「菊と紅葉まつり」会場では、塗り絵が場内のフラワーアートにプロジェクションマッピングとして投影される、不思議で美しい体験ができました。こうした期間限定のイベントを経て、デジタルな体験がいつでもできるようにと作られたのが、「UNIVER ZOO」なのです。
楽しく科学を体感できる 宇宙の動物園
UNIVER ZOO(以下、UZ)を運営しているのは、「ぱやらぼ」として弘前市を中心に、イベントなどでプロジェクションマッピングを手掛けてきた葛西さんです。弘前市で生まれ育った葛西さんは、面白そうだなという好奇心から、ほぼ独学でプログラミングを学び、更にプロジェクションマッピングの技術も身に付けていきました。その技術を生かして、見せるだけではなくお客さんが体験できるようなアトラクションをと考えてできたのがUZだったのです。
常設型となったUZの建物は、元々は病院だったので、大小様々な部屋が並んでいます。それを生かして、部屋ごとに違うコンテンツが用意され、一つずつ探検するような気持ちで体験できるのです。遊び方については、敢えて詳しく説明されていません。それは、試行錯誤しながら自分なりの楽しみ方を見つけて欲しいから、なのだそうです。
![個性的な宇宙動物たちから選べます](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iruhebon/article/02017032/image-1733404624507.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
入場してすぐのスペースにあるのは、お子さまにとても人気の「塗り絵」です。もちろん、ただの塗り絵ではありません。
![ペンで自由に色付け](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iruhebon/article/02017032/image-1733404690923.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
色付けをしてスキャンすると、あっという間に自分が塗った宇宙動物が立体化されてスクリーンに飛び出して来るのです。
![3D化されてスクリーンを自由に動き回る](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iruhebon/article/02017032/image-1733404746689.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
2次元が3次元に変換されることで、とても愛らしく生き生きとした映像になり、またスクリーンから消えても、少し待つとまた登場するので、この場所から動けなくなるお子さんもいるほど、ずっと見ていて楽しい空間です。
![色が変化するイルミネーション](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iruhebon/article/02017032/image-1733403861047.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
太陽から順に、太陽系の惑星やブラックホールが登場し、惑星などの上に乗ったり、優しく球体を叩くと、室内全体の色が変化する、美しくて穏やかな空間「恒星イルミネーション」。お子さんは色を変えることを楽しみ、大人はゆるやかな光に癒やしを感じるかもしれません。
![まねっこ宇宙人はビームも発射できる](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iruhebon/article/02017032/image-1733403960769.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
スクリーンに映っているのは自分のはずなのに、宇宙人に変身してしまう「まねっこ宇宙人」。自分と同じ動きをする宇宙人が現れると、びっくりしちゃいますね。
![ディスプレイの厚さより奥行きを感じる不思議な展示](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iruhebon/article/02017032/image-1733403971558.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
厚さ2cmほどのディスプレイなのに、奥行きがあるように見える「ワームホール」。子どもより大人の方が、その仕組みが気になって何度も覗き込んでしまいます。
「木星クラゲと落書き」のコーナーでは、ホワイトボードに自分が描いた絵を避けるようにクラゲがゆらゆらと動く様子を楽しめ、風船を当てることでライトの色が変化する不思議な部屋や、謎のペンを使って光のお絵描きができる「宇宙に星座をつくってみよう」など、科学的な知識が無くても楽しめて、知識があると仕組みが気になる体験ができます。こうしたデジタルな体験を通して、「楽しい」から「どうしたらできる」という科学的な興味を持ってもらえたら嬉しい、と葛西さんは話していました。デジタルな技術を生かして、UZをブラッシュアップすると共に、この面白さを自分で創ってみたい方への講座も開催して、弘前市にデジタル体験ができる機会や場所が増えたらとも考えているそうです。
バスでも行ける!冬こそ宇宙で遊ぼう
![UNIVER ZOO外観](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/iruhebon/article/02017032/image-1733404434334.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「UNIVER ZOO」は弘前市の市街地からは少し離れた、相馬への入口にあります。冬に自分の運転する車で行くのは不安、という方もいるかもしれませんね。
安心してください、こちらの施設は「湯口」または「JA相馬村林檎の森前」のバス停から徒歩1分なので、バスでも気軽に遊びに行くことができるんです。
冬こそ「UNIVER ZOO」で、自分が創る宇宙動物たちと一緒に、不思議空間体験を楽しみませんか?
<場所データ>
UNIVER ZOO
住 所 :弘前市湯口一ノ細川51−5
駐車場 :有り
開館時間:9:00-18:00(最終入場17:30)
定休日 :火曜日(その他メンテナンス等で臨時休業有り)
体験料 :大人1,000円 中高生800円 小学生以下600円 3歳以下無料
(障害者割引、団体料金設定有り)
アクセス:弘南バス「西目屋村役場行」
「湯口」または「JA相馬村林檎の森前」バス停下車 徒歩1分
☆特殊な運行経路のため お帰りのバス停についてはスタッフにお問合せください