京都生まれ京都育ち、生粋の京都人みやこです。本日9月11日は「公衆電話の日」。1900年9月11日に東京の新橋駅前と上野駅前に日本で初めて公衆電話が設置されたことにちなんでいます。携帯電話の普及から公衆電話の数はどんどん減少しています。今の若い方の中には「テレホンカード」を見たことが無い方もいらっしゃるのではないでしょうか。さて今回は、一見すると目立たない京町家で営むケーキ屋さんの紹介です。

京都市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」から徒歩5分。釜座通竹屋町を少し下がったところにある『マルク・パージュ（Marque-page）』。築100年以上の京町家をリノベーションしたお店で、目立った看板などは出ていないため、知らない方はそのまま通り過ぎてしまいます。

入り口の白い暖簾だけでは、何のお店かは分かりませんが、郵便受けの上に立てかけられた黒板をよく見るとケーキ屋さんだということが分かります。

暖簾をくぐると小さなショーケースがお出迎え。とても良い雰囲気のお店です。

ショーケースの中にはいろいろな種類のケーキが並んでいます。シックな色合いで派手さはないケーキですが、どのケーキもひとつひとつ丁寧に作られているのがよく分かります。

今回はこちらの個性的な3種類のケーキを購入しました。

「トプフェンオーバス」
しっとりとコクのあるクリーミィなクリームチーズに、さっくりと香ばしいアーモンド生地のサブレの食感がアクセントとなって絶妙な味わい。

「いちじくのエステルハーツィシュニッテン」
いちじくのコンフィチュールをミルフィーユのように何層にも重ねた上にはごろごろといちじくがのっています。いちじくの甘さとフルーティさが絶妙。甘さはしつこくなくほのかに香るバタークリームの風味がたまりません。

「ブルクテアター」
ナッツの香ばしさと濃厚で芳醇なチョコレートケーキ。中に入っている赤すぐりのジャムの甘酸っぱさがアクセントとなり、極上の味わいを演出します。

釜座通の目立たない京町家のお店は、他では味わえない極上のケーキを販売するケーキ店でした。おいしいケーキは家族で楽しむのはもちろん、手土産にも喜ばれること間違いありません。気になる方はチェックしてくださいね。

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