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【捨てられた金魚】幸せを掴んだ素敵な偶然にほっこり…!〜金魚の恩返し〜

中山少年エッセイ作家

動物の心温まるエピソードってたくさんありますが、そのほとんどは犬や猫にまつわるお話が多いのではないでしょうか。今回はちょっと珍しい「金魚」の心温まるエピソードをご紹介します。

アメリカのペットショップにて、ぐったりして元気のない一匹の黒色の金魚がおりました。その黒金魚の年齢はなんと10歳!黒金魚がぐったり元気が無かったのはペットショップの飼育環境が悪かったのでは無く…高齢な年齢のせいでもなく…

金魚がぐったりしていた理由…

以前お腹にキズが出来て思うように泳ぐ事が出来なくなってしまい、飼い主から捨てられてペットショップに戻って来てしまった悲し過ぎる過去があるからでした。

生き物を捨てる事は犯罪です。そんな黒金魚の事をみんな気に掛けてはいたものの、高年齢という事もあってか中々引き取り手は現れず、正直このままお店でぐったり亡くなってしまうのではと店員さんは覚悟をしていました、、

そんな金魚の元へ一人のお客さんが…

そんな中、いつものように水槽の底でぐったりしていた黒金魚が心配になった一人のお客さんが店員さんに「この子元気ないですね…」と話しかけて来たので、金魚の過去の事を伝えました。

すると…そのお客さんは金魚の事を不憫に思って居ても立っても居られなくなり、その金魚を購入して引き取ってくれたのでした!

金魚の飼い主になったその方は、治療に効果的な塩分濃度の高い水を水槽に用意してくれて、最期の日を出来るだけ快適に過ごせるように素敵な環境をプレゼントしてくれたのでした!!

新しい素敵な飼い主に出会えた金魚は…!

すると不思議な事に、いつも水槽の底でぐったりしていた金魚は…新しい飼い主さんの気持ちが届いたのか、数週間して水槽中を元気に泳ぎ回る驚くほど元気な姿を見せてくれたのです!!

さらに驚く事が…!気持ちが表れているかのように、金魚は元気になるに連れて黒い体が赤い体へと色が変わっていったのです!!

金魚の色が変化した理由…!

金魚にも感情や気持ちがあるのだろうなと思わせられる素敵なエピソード。普段の買い物でも、モノを選ぶ時にはより状態の良いモノを選びがちなのに…あえて心の弱った金魚を選んで幸せいっぱいにしてあげるなんて!綺麗な赤色になったのは“まるで金魚の恩返し”。

この飼い主さんは以前にも金魚を飼っていた経験があるとの事で、金魚の気持ちをより感じられたのかもしれません。体が赤色になったのは治療用の塩分濃度の高い水で暮らしていた事により、体の成分に変化が生まれて変化したとか。食べるエサが代わって変化したとか説がたくさんあるみたいですが…素敵な飼い主に出会えて嬉しい気持ちが色に表れたとしたら素敵だなぁと思います。

優しい飼い主さんに出会えて良かったね。そして、元気に水槽を泳ぎ回る綺麗な姿を飼い主さんに見せられて良かったね!この出来事が広まってこんな出来事が少しでも増えたらいいなと思います。

中山少年(なかやましょうねん)1995年生まれ。東京都出身。日常のほっこりした発見をコミックエッセイでSNSに投稿している。Instagramフォロワーは9万人以上。

2月19日 掲載

エッセイ作家

日常の漫画を描いてる中山少年です。インスタグラムのフォロワー10万人! 「心の洗浄機」「心へのほっこり電子レンジ」とも呼ばれる作品であなたに癒しをお届け致します(^^)

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