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間も無くTipOff! KINGレブロン率いるレイカーズは復活の狼煙を上げられるか?

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
16日のジャズ戦で本領を発揮したレブロン(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 オールスターブレイク前に行われた2月16日のユタ・ジャズ戦は、手に汗握る熱戦だった。2Q途中でアンソニー・デイビスが右足の捻挫で退場し、試合終了6分35秒前まで12点差でリードされていたロスアンジェルス・レイカーズ。

 西地区9位で迷走中のレイカーズは、この日も"KING"レブロン・ジェームズだけが気を吐き、また敗者となってしまうのか……と私は感じていた。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 だが、シュートに難のあるラッセル・ウェストブルックがここから3連続ゴール、リバウンドでも執念を見せる。また期待の新人、オースティン・リーブスの奮闘もあり、3分38秒間後に94-94と驚きの粘りで追い付いた。

 レイカーズの94点目は、"KING"レブロンの3ポイントだった。さらにKINGがダンクを決め、96-94と一昨年のNBA王者がリードする。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 その後、レブロンのファールでフリースローを与え、96-96のタイにされると、KINGが再び3ポイントで突き放す。

 最近のレイカーズの不甲斐なさに、この日のクリプトドットコム・アリーナはチケットが売れ残ってしまったが、それでも足を運んだ1万7787人のファンは、目の前の光景に狂喜乱舞した。

 終了ブザーの17.4秒前には、次世代のレイカーズの星となりうる背番号15、リーブスが3ポイントを突き刺し、結局レイカーズが106-101で今シーズン27勝目を挙げた。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 39分43秒と、両チーム合わせて最長時間プレーしたレブロンは、33得点8リバウンド6アシスト、限界説が止まないウェストブロックも33分25秒の出場で、17得点7リバウンド6アシスト、そしてベンチスタートだったリーブスは、28分58秒コートに入り、9得点4リバウンド2アシストをマークした。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 オールスターブレイクが終了し、レイカーズのレギュラーシーズンも今夜から再開となる。今日の相手は、同じ会場をホームとするロスアンジェルス・クリッパーズだ。ジャズ戦で見せた好調を維持できるか。プレイオフ進出の切符を手にできるか。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 オールスターで36分15秒プレーし、自身のゴールで勝利を掴んだ(24得点)レブロンは、KINGらしさを見せ付けられるか?

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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