【三股町】春の七草。晴れ着で集合!ひかりの森こども園のお友だちがお寺で七草祝い。
こんにちは、ベーグル犬885です。
今年の七草粥は土曜日でしたね。みなさんは食べましたか?
私も今年はのんびりと七草粥を味わうことができました。
七草祝いは薩摩藩のお祭りのなごり
都城・三股の「ななくさ」といえば、七草粥のことも指しますが、数えの7歳の子どもたちの節句をイメージすることが多いですね。
旧薩摩藩に伝わる歳祝いのお祭り。(都城市・三股町も旧薩摩藩)
これまで無事に成長してきたことに感謝し、これからも健やかに成長してくれることを祈る行事だそうです。「七とこさん」「七とこ祝い」とも呼ばれ、1月7日に近所の家、7軒(ななところ)から「七草がゆ」をもらって回り、それを食すことにより災いが祓われるという無病息災を祈る風習のことを指します。
鹿児島県の親戚に教えてもらった話によると、昔は七草粥を入れる「おかべかご」というものがあって、七草の子どもは近所をあいさつ回りして、お椀に入った七草がゆを7つ「おかべかご」に集めてきたそうです。七草がゆと言ってもゆるゆるのおかゆではなく、炊き込みご飯のようなものだったとのこと。
都城では「ずし」(雑炊)というそうですが、皆さんの家ではどのようにお祝いしますか?
7歳で祝うということが一緒なので、七五三と間違えやすいですね。
今回は樺山の光明寺で行われた七草のお祝いをご紹介。
ひかりの森こども園の七草祝い
2023年1月7日、光明寺でひかりの森こども園の子どもの七草祝いが行われました。
ひかりの森こども園はお寺の幼稚園。 こども園の先生方が案内係となり、行事が行われました。
子どもたちは住職のお経を静かに聞き、数珠を持って合掌し、お焼香をします。
保護者や付き添いの方々は、屋外に用意された椅子に座って中のお経を聞いていました。
良い天候に恵まれてよかったですね。
終わった後はみなさんで記念撮影。
男の子たちだけで記念撮影。
終わった後は甘酒が振る舞われていました。
子どもたちの成長を感謝
無病息災を願って神社でお祓いをするのが私たちがよく知る七草。
しかし、仏教では少し意味合いが違うという。
「仏教において、病気も災いも生きる上で当然必ず起こる出来事で、思い通りにならないのは当たり前。それが無くなるように祈ることはしないんです。無病息災をお願いするのではなく、生きていることを感謝する儀式なのです」と光明寺の住職屋敷和久氏は教えてくださいました。
いろいろな出来事がある中でも。生きていることへの感謝、成長させてくださった感謝を仏様にお伝えする節目の行事ということですね。
保護者もこどももみんなニコニコと嬉しそうに写真撮影をしていたのが印象的でした。
このまま家族や地域に愛されてのびのびと成長していってほしいです。
おめでとうございます。癒されました!
真宗大谷派 光明寺
住所:〒889-1901 宮崎県北諸県郡三股町樺山2767
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電話番号: 0986-52-2127
アクセス:JR日豊本線 三股駅 から徒歩17分(1.4km)
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