【東海3県】新年度早々に寒の戻り 体調管理に注意
4月上旬に寒の戻りアリ
名古屋では、3月末から4月はじめにかけて最高気温が24度前後と“初夏のような”暖かさが続きました。最低気温も平年より大幅に高く、季節が一気に進んだかのようでした。
4月二週目にあたる今週は、日中に20度に届かない日もあり前の週とは異なります。8日から11日にかけては最低気温が10度を下回る見込みです。平年より低くなる(平年値より1度以上低い)のは約半月ぶりのことで、久しぶりに寒さを感じそうです。
内陸の飛騨地方は一日の寒暖差が激しい
穏やかに晴れる日は、内陸で一日の寒暖差が激しくなることがあります。岐阜県飛騨地方の高山では、3月末から一日の寒暖差(最高気温と最低気温の差)が15度以上もある日が続いていました。
この先も一日の寒暖差は大きい見込みです。ただ、最高気温・最低気温ともに前の週より低い日が多く、朝晩に氷点下まで冷え込む日もありそうです。
もともと春は寒暖差の大きい季節です。気温に加え、風の強さなどによっても体感は変わり、体調は崩してしまいがちです。さらに今年は、3月が記録的高温だったためより一層身体に負担がかかるかもしれません。
過去最も暖かかった2021年の3月
2021年3月の1カ月の平均気温は、東海3県の主な地点(名古屋・豊橋・岐阜・高山・津・尾鷲)すべてで統計開始以来最も高くなりました。(気象庁統計データより)まんべんなく、全体的に高かったということになります。統計開始年は各地点により異なりますが、名古屋・岐阜・津は約130年の歴史があります。
私たちは、これまでに経験のない”暖かい3月”を過ごしました。この先の寒の戻りが4月としてはそれほど強いものではなくても、すでに暖かさに慣れた身体にはこたえる寒さかもしれません。また、コロナ禍の今は軽い風邪でもひきたくないものです。
服装でうまく調節を
寒暖差にうまく対応するには、服装での調節が必須です。3月下旬は春服の中でも生地が薄いものや、軽い上着が活躍しました。あわてて引き出しの奥から引っ張り出した人もいるのではないでしょうか。でも今週は、やや厚手の生地の服を選んだりしっかり防寒できる上着に戻したりして、体調を崩さないようにしてください。