【目黒区】夏といえば「土用の丑の日」、2024年は目黒の「うなぎ 鮒一本店」へ行ってきた
今年はすでに6月から酷暑が続き、こんな調子で夏を無事に越せるだろうかと不安な気持ちになっていました。そんな中でやっぱり楽しみは「土用の丑の日」にうなぎを食べること。
普段はなかなか食べられない高級食材となっていますが、「土用の丑の日」だからという言い訳でちょっと贅沢しちゃうわけです。
2024年は7月24日(水)と8月5日(月)の2回、夏の「土用の丑の日」があります。我が家は7月24日(水)に権之助坂の交差点にある老舗鰻屋「うなぎ 鮒一本店」へ足を運んできました。
さすが「土用の丑の日」、「うなぎ 鮒一本店」ではスタッフさんの数がいつもより多い!?
前回、「うなぎ 鮒一本店」を訪れたのは2023年12月。この時は調理場にうなぎを焼く職人さん1人、ホールは1人で切り盛りされていました。
しかし、さすがに「土用の丑の日」。平日でしたが職人さん以外に、スタッフの方が3人おり、万全の体制です。
1階は調理場とテイクアウトのカウンター。2階が食堂となっており、テーブル席は2人掛けが2席、4人掛けが1席とこぢんまりとしているため、お店の営業開始時間に合わせて訪問しました。
「土用の丑の日」なので私は「竹」を奮発
うな重には「松」「竹」「梅」など、ランクを表すことばがあり、通常は「松」がいちばん上と思いますが、「うなぎ 鮒一本店」のうな重はうなぎの量が少ない順に「松」「竹」「梅」となっています。
久しぶりにお店で出来立ての「うな重」を食べます。
同行した家人はうなぎの量が一番少ない「松」を注文しました。
「うなぎ 鮒一本店」の場合、どのランクを注文しても、肝吸いが付いてくるのが魅力となっています。
これはなかなかお得感がありますよね。テレビで山椒はごはんとうなぎの間にかけるのがおススメ、と紹介されていたのでやってみました。
うなぎの美味しさをしっかり味わえるとのこと。確かに山椒の刺激が最初に舌を直撃せず、おいしかったです。
「土用」とは季節の変わり目のこと。夏の「丑の日」にうなぎを食べるのは、平賀源内が考案!?
なんとなく「土用の丑の日」はうなぎを食べる、とほとんどの方は認識していますが、「土用」とはどんなものなのか知らない人も多いのではないでしょうか。
実は「土用」とは立春や立夏、立秋、立冬というように季節の変わり目直前の約18日間のことをいうそうです。そして「丑の日」は日にちを十二支に数えた時「丑」に該当する日のこと。
つまり、「土用」は夏だけではなく春・秋・冬にも存在しています。それではなぜ、夏の土用だけうなぎを食べるという習慣になったのでしょうか?
それは、蘭学者の平賀源内(ひらがげんない)の発案によるというのが有力だそうです。
天然うなぎの旬は秋~冬で、夏になるとうなぎが売れなくなると平賀源内に店主が相談したところ、「土用の丑の日はうなぎの日」と店頭に張り紙をして宣伝せよとアドバイス。
「丑の日」に「うの付く食べ物」を食べると縁起がいい、というゲン担ぎと相まって、「う」の付く「うなぎ」を食べる習慣は瞬く間に浸透したようです。
このところの物価高やうなぎの稚魚がとれないことによる値段高騰で、気軽に食べるというわけにはいきません。せめて夏の「土用の丑の日」ぐらいは贅沢してもバチは当たらないはず。
皆さんもぜひ、次の8月5日(月)はうなぎを食べて、元気をつけてくださいね。
【店舗概要】
うなぎ 鮒一本店(Rettyページ)
営業時間:11時30分~20時、水曜休み
住所:東京都目黒区目黒1-4-13
問合せ先:03-3491-9677