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回転寿司店でのデート経験者は5割を超える

不破雷蔵グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP  
↑ 「今日はどこにいこうか」「回転寿司にしよう」というパターンは?(写真:アフロ)

・月一以上で回転寿司利用者のうち、一人で回転寿司店に行った経験がある人は37.9%。男性に限れば53.4%(2018年)。

・デートの場として回転寿司店に行った経験がある人は55.4%。女性の方が男性よりも多い。

・回転寿司店でのデート経験者は男女ともに30代が最多。夫婦でのデートとして使っているのかも。

取り扱いメニューが多様化し、ファミレス化するに連れ、誰もが気軽に足を運べるようになった回転寿司店。デートの場として用いる人はどれほどいるのだろうか。マルハニチロが2018年3月に発表した「回転寿司に関する消費者実態調査2018」(※)を基に確認する。

月一以上で回転寿司店を利用する今調査対象母集団では、一人で回転寿司店に足を運んで食事をする「一人回転寿司」に関しては、4割近くが経験ありと回答している。

↑ 一人で回転寿司店に行ったことはあるか(月一以上回転寿司店利用者限定)(2018年)
↑ 一人で回転寿司店に行ったことはあるか(月一以上回転寿司店利用者限定)(2018年)

それでは「一人回転寿司」の対極ともいえる、回転寿司店におけるデートの経験をしたことがある人はどれほどいるのだろうか。婚姻状態にある無しを問わず、特別な記念日のデートとして、男女(設問の文言や報告書の解説から判断し、子供はその場にはいないのが前提)による「回転寿司デート」をした経験がある人の回答率が次のグラフ。親兄弟や友達との回転寿司店への来店をデートと認識するのは難しいので、原則的には意識している、好意を持つ相手との来店となる(婚姻関係にある者同士のデートも当然含む)。

↑ デートで回転寿司店に行ったことがある(月一以上回転寿司店利用者限定)(2018年)
↑ デートで回転寿司店に行ったことがある(月一以上回転寿司店利用者限定)(2018年)

全体としては5割強が経験あり。男女別では女性の方が経験率は高く、年齢階層別では10代は2割に届かないものの、男性では30代で6割強、女性では20代から30代が7割超えを示している。恐らくは夫婦間におけるデートの場として、回転寿司店を用いているのだろう。未既婚別などの仕切り分けがあるとより詳細な状況が確認できるのだが。

一昔前のイメージそのままの様式ならともかく、昨今では多数のスイーツも用意され、テーブル席も当たり前となり、カフェ感覚で利用することができるのが、今の回転寿司店。デートの場として用いるのも、決して野暮な話では無い。むしろ利用しやすい会食の場として好まれているのだろう。

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※回転寿司に関する消費者実態調査2018

2018年2月27日から2月28日にかけて、関東(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・栃木県・茨城県・群馬県)・関西(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県)それぞれの在住の15歳から50代の男女に対しインターネット経由で実施したもので、予備調査時点では5067人が調査対象母集団。本調査ではそのうち、月一回以上で回転寿司店を利用している人1000人を対象としている。本調査の男女比・地域比率はそれぞれ1対1。調査協力会社はネットエイジア。

(注)本文中のグラフや図表は特記事項の無い限り、記述されている資料からの引用、または資料を基に筆者が作成したものです。

(注)本文中の写真は特記事項の無い限り、本文で記述されている資料を基に筆者が作成の上で撮影したもの、あるいは筆者が取材で撮影したものです。

(注)記事題名、本文、グラフ中などで使われている数字は、その場において最適と思われる表示となるよう、小数点以下任意の桁を四捨五入した上で表記している場合があります。そのため、表示上の数字の合計値が完全には一致しないことがあります。

(注)今記事は【ガベージニュース】に掲載した記事に一部加筆・変更を加えたものです。

グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP  

ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。3級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。

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