【諏訪市】地元ではショットバーの先駆け、紳士的なマスターが作る本格派カクテル&希少なお酒が楽しめる
諏訪市大手で38年続くショットバー「PARIS★TEXAS」(パリテキサス)。
本格派のショットバーとして、地元から愛されています。
常連の友人に誘われたので、久しぶりにうかがいました。
中に入ると、柔和な表情で温和なマスターが出迎えてくださいました。
とても品がある丁寧な口調でお話してくださるマスターの名前は笠原昭二さん。
1986年8月に、大手通りの脇道にあるこの場所に「PARIS★TEXAS」をオープンしました。
その頃はこのあたりにショットバーというのは珍しく、当初は「ママさんはどこにいるの?」とお客様から聞かれたこともあったそうです。
店名の「PARIS★TEXAS」は、有名な映画のタイトルから名付けたそう。
地元の人たちは、略して「パリテキ」と呼んでいます(笑)。
カウンターの後ろには、バーボン、スコッチなどのウイスキーや様々な種類のリキュール類が並んでいます。
お酒に詳しい常連の友人によると、生産販売が終了してほとんど市場に出回っていない入手困難なお酒もあるとのこと。
基本全てショット売りなので、入手困難と言われているウイスキーがショットで1杯ずついただけるのも魅力の一つですね。
お酒の価値が分かる人にはたまらないと思います。
私はジンが好きなので、ロングカクテルの「ジントニック」を注文しました。ジンカクテルの王道ですね。
地元のお客様が中心とのことですが、駅に近い立地柄、観光客がふらっと訪れることも。友人いわく「このあたりではショットバーの先駆け的な存在の店。マスターの人柄に惚れ込んで、会話を楽しみに来る人も多く、自分もその一人」だそうです。
そして、おつまみは「ドライフルーツ・りんご」にしました。
というのも、笠原さんの実家が果樹園をしていて、実家で採れたりんごのドライフルーツだとうかがったから。りんごそのものの味わいが残っていて、とても食べやすかったです。カクテルやウイスキーとも相性が良いそうです。
笠原さんは、お店を開く前は、東京の六本木でバーテンダーをしていたそうです。
38年間お店を続けてきた秘訣をたずねると「体が基本なので健康には気を遣いつつ、お客様に楽しんでいただきたいという思いでやっている」とのこと。
「あまり形式ばったことにとらわれないで、それぞれのお客様が、それぞれに好きなようにバーを楽しんでいただきたいです」と笠原さん。
ちゃんとしたバーのちゃんとしたカクテルって、のんでみると違いがすぐにわかります。そういうちゃんとしたショットバーが地元にあるというのは嬉しいなと改めて感じたひとときでした。
「PARIS★TEXAS」 ショットバー パリテキサス
■住所 諏訪市大手2-16-2
■営業時間 18:00~25:00 早く閉店する場合あり。
※日曜日は24:00まで。
■定休日 月曜日
■電話 0266-58-5876