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NC40勝一番乗り 先発投手陣の力で首位を走る<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
リーグトップタイの9勝目を挙げたルチンスキー(写真:NCダイノス)

16日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

コチョクスカイドームのキウムヒーローズ-NCダイノスはNCが9-1で勝利。NCは打線が2、3、4回と得点を重ねて、序盤に7点をリード。

投げては先発のドリュー・ルチンスキー投手が7回を投げ被安打5、キウム打線を0点に抑えて、リーグトップに並ぶ9勝目(1敗)を挙げました。

首位NCはこの日の勝利で40勝に到達。40勝19敗1分けで勝率は6割7分8厘です。

NCが首位を走る原動力が先発投手陣の活躍。リーグでNCだけがチーム先発防御率3点台(3.50)を維持しています。

個人成績ではこの日9勝目を挙げたルチンスキー投手が、防御率2.05でリーグ3位。1位は1.48で8勝負けなしのク・チャンモ投手です。勝ち星ではライト投手が6勝で続いています。

一方でリリーフ陣の防御率は6点台(6.38)でリーグ最下位の10位。先発陣が好投し、チーム本塁打、打点、得点圏打率でリーグ1位を誇る得点力のある打線がバックアップして、首位をキープしています。

敗れたキウムはトゥサンベアーズと入れ替わって2位から3位へ。NCとのゲーム差は5に広がりました。

◆「SK、代替の外国人は投手ではなく内野手」

SKワイバーンズは今月初めにウエーバー公示されたニック・キンガム投手に代わる外国人選手として、タイラー・ホワイト内野手(前ドジャース)を獲得したと発表しました。

KBOリーグの外国人枠は3人で多くのチームが投手2人、野手1人という内訳ですが、SKはホワイト選手と今季がKBOリーグ4年目となるジェイミー・ロマック選手(元DeNA)の2人の野手が在籍することになります。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日、出場機会はありませんでした。試合は4-2でSKワイバーンズに勝利しています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇7月16日(木)の結果

・トゥサン 4- 2 SK(チャムシル)

 勝:パク チグク

 敗:ペク スンゴン

・キウム 1- 9 NC(コチョク)

 勝:ルチンスキー

 敗:ムン ソンヒョン

・KT 4- 1 ハンファ(スウォン)

 勝:クエバス

 敗:キム ミンウ

・サムスン 8- 7 KIA(テグ)

 勝:キム ユンス

 敗:ホン サンサム

・ロッテ 15- 10 LG(プサン)

 勝:パク シヨン

 敗:ヨ ゴンウク

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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