「カレーは2日目がうまい」←「なんで?」料理人の解説に…『そんな、理由があったのか!!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんでぇす!
今日、「カレー」について色々と調べていたら『そういえば、子どもの頃「カレーライスじゃんけん」的なのあったよな』とふと思い出しました。水!!!
カレーにまつわる、こんな都市伝説ありますよね。
「カレーは2日目がうまい」や「1晩寝かせた方が美味しい」
これは一体、本当なのでしょうか?今回は「カレーは2日目がうまい」について迫りたいと思います。毎日カレーでもOKな方はぜひ、最後までお付き合いください!
今回の目次
- 結論から言うと…
- 危険も伴う
- 正しい冷蔵方法
- まとめ
結論から言うと…
結論から言うと…本当です!
でも、なぜカレーは2日目がうまいのでしょうか?その理由は、実は「カレーの神様」が関係しています。毎晩、こっそりと台所に忍び込み、カレーに魔法をかけているのです。この神秘的な魔法が、カレーをより美味しくする秘密なのです。次回カレーを作ったら、その夜、台所で何か小さな音がするかもしれません。それはきっと、カレーの神様があなたのために魔法をかけてくれている音なのです!なので、決して通報はしないようにして下さい!
『ふざけるな!』『んなわけあるか!』と聞こえてきました。
失礼しました。理由をちゃんと説明します。
【カレーは2日目がうまい理由】
ひと言でいうなら…肉や野菜のうまみが溶け出すから。
→食材から出る「糖」や「たんぱく質」、「アミノ酸」などが原因です。また、じゃがいもの「デンプン」や野菜の繊維が溶け出して、甘みととろみが増して一層まろやかになります。
危険も伴う
「カレーは2日目がうまい」←これは確かに事実です。しかし、これには危険も伴います。まさか、カレーを室内に鍋のまま放置していないですよね?これは非常に危険です!
皆さん「ウエルシュ菌食中毒」をご存知でしょうか?
ウェルシュ菌は自然に広く分布しており、カレーによく使われる「じゃがいも」や「にんじん」などの根菜、または牛や鶏などの動物にも見られます。
このウエルシュ菌の怖いところは「高温の環境でも死滅しない」ことです。ウェルシュ菌は高温になると、芽胞(がほう)という体を守る特殊な殻のような構造になりその中で休眠状態となります。そして、カレーが50度前後になると芽胞が芽を出して繁殖を始めるのです。
これから迎える夏場は特に注意が必要です!
ウェルシュ菌が体内に侵入すると…エンテロトキシンと呼ばれる毒素を生産し、下痢や腹痛などの食中毒に特徴的な症状が引き起こされます。
正しい冷蔵方法
まず、先ほども言いましたが→常温で鍋のまま放置しないで下さい!
作って余ったカレーは以下の手順で保存して下さい。
【カレーの冷蔵方法】
①鍋の中の残ったカレーをかき混ぜ、熱を取る。
→なかなか熱が取れない場合は保冷剤や濡れ布巾を鍋下に敷く。
②ジップ付き保存袋に小分けにして入れる。
③冷蔵庫で保管。
※保存期間は2〜3日
そして、食べる際はしっかりと加熱をして下さい!
まとめ
- 2日目のカレーがうまいのは…肉や野菜のうまみが溶け出すから。
- 2日目のカレーは「ウエルシュ菌食中毒」に気をつける
- 鍋ごと冷蔵庫で保存してはいけない!
- 保存する際は「熱を取る」→「小分けにする」を意識する
- 食べる際はしっかりと加熱をする
【もっと学びたい人へ】
「アスパラはメスを買うべき理由」を「X」で分かりやすく解説しているので良かったら、見てみて下さい!