待ってました! 旭川のイチゴで作ったスパークリングの新物が入荷しましたよ!(札幌市中央区)
今年の「新酒」、と言っても、ワインでもなく日本酒でもない。イチゴで作ったスパークリング! それもブランドイチゴを使っています。今年で4シーズンになる『苺泡』を、早々にゲットして来ましたよ!
イチゴを使ったスパークリング!
こちらがそれです!
きれいなイチゴの色が出ていますよね。
イチゴのお酒と聞くと、あまーいお酒を想像する人が多いと思いますが、これは別。むしろドライ! そして美味しい!
原料となるイチゴの生産者はマニアック!
稲作とアスパラ、そしてイチゴを栽培している旭川の「のなか農園」。夏は暑く、冬は底冷えする盆地特有の気候で、四季がはっきりしていて、朝晩の寒暖の差が激しいのが特徴です。
3代目の野中剛さんは、1999年に就農しました。最初は父親が作っていたものを手伝っていましたが、「自分で何か新しい作物を作ってみたら」と勧められ、イチゴ栽培を始めることになりました。
いろいろな人のアドバイスを受けて、4年後くらいしてから、通年栽培をしてみようと思い始めます。「さがほのか」の通年栽培に成功したものの、時期によってはコストがかかりすぎることがわかり、「自分で気に入った品種を作ればいいんだと考えるようになった」と言います。
ある日、イチゴショートケーキのイチゴの粒々を見て、「これが種(正確には“そう果”という)なのだから、これを取って栽培してみたらどうなんだろう」とやってみたら、見事に発芽し、立派なイチゴになったそう。
自分が理想としたイチゴは、見た目が鮮紅色で円錐形。「食べて美味しいと思えるのは甘さや酸味も大事ですが、口当たりだと思うので、滑らかな食感を大事にしたかった」と。さらなる研究を重ね、瑞々しさを前面に出すことで理想のイチゴが完成しました。
オリジナルの品種なので品種登録しました!
初めての品種ということで、長女「瑞稀」さんの名前から一文字もらい、「瑞の香」と命名しました。
瑞の香からできた苺泡
実は、野中さんがほかにないイチゴの加工品を考えていたところに、私が「この美味しい瑞の香で作ったスパークリングを飲んでみたい!」と発した一言から始まったプロジェクト。
イチゴのお酒というと、とかく甘くてジュースみたいなものが多いので、そうではない、辛口のワインのような仕上がりになるよう醸造家にお願いし、2019年に、理想の味に仕上がった、自社栽培イチゴ100%の果実酒ができました。
名前はストレートに「苺泡(いちごあわ)」。1本(375ml)に400gのイチゴが使われています。品種は瑞の香をベースにその年のいい状態の苺を加えています。
2019年1月に、最初に店頭に置くことをお願いした、「フーズバラエティすぎはら」の杉原俊明さんからは「イチゴのお酒というと、甘いのが多いからなー」と言われ、試飲してもらったところ、「参りました!」をいただきました。「香りが甘いけれども味はドライでいい!」とのお墨付き。
今年の初物が、今日から店頭に!
「並べたよー」と、杉原さんから連絡をもらって、すぐに店頭へ! たくさん並んでいましたよ!
札幌市内の販売は、ほかにも「カネキ小飼商店」(北2東11‐23)と「キオスコ」(大通西14‐1‐14)で。
ぜひ、今年の美味しい新物苺泡を飲んでみてくださいね。
<フーズバラエティすぎはら>
*住所:札幌市中央区宮の森1条9丁目3-13
*TEL:TEL 0120-202447(フリーダイヤル)
*営業時間:10:00〜19:00
*定休日:日曜日(祝日不定休)
*詳細はこちらをご覧ください。
<のなか農園>
*住所:旭川市東鷹栖10線15号551‐3
*問い合わせ:info@mizunoka.jp
*詳細はこちらをご覧ください。