インターネットや携帯電話の普及によって使う機会が減ってしまったものの、今でも郵便物を出す時にお世話になっている郵便ポスト。

実はJR「大宮」駅の改札内にもポストが設置されています。しかも、ちょっと変わった姿のポストが。

大宮駅開業120周年を記念して設置された「かえるポスト」

大宮駅構内のポストは、中央改札（南）を入ってすぐ左手に設置されています。ただ、そのポストは私たちがよく見る赤く四角いものではなく、緑色のロボットのような形をしています。

このポストは「かえるポスト」という大宮駅開業120周年を記念して2005年3月5日に製作されたポストです。「鉄道の街 大宮」をイメージして、ポストに鉄道車両の部品が利用されています。貨車の車輪や標識燈の使われ方がロボットっぽく見せている気がします。

「かえるポスト」という名前は、『大宮駅を利用されるお客さまが、「無事に帰る」ことを願って』名付けられました。JR大宮駅の1日平均の乗車人員は257,344人（「各駅の乗車人員 2019年度 ベスト100：JR東日本」より）。

この「かえるポスト」は毎日、大宮駅を利用される25万人以上もの皆様が無事に帰られることを願っています。

そして、このかえるポストは飾りではなく、今も現役で稼働しているポストです。平日と土曜日は1日3回、休日は2回取集されています。他のポストと同様、郵便物を投函するときちんと取集され、配達されます。

郵便物を出す必要がある時、通勤や通学、お買いものなどで大宮駅を利用するついでに投函できます。

郵便物を投函するのに利用するのはもちろん、ポストのどこに鉄道車両の部品が利用されているのかじっくり観察したり、毎日「無事に帰る」願いを受け取ることにも、ぜひ大宮駅利用の際はお立ち寄りください。