クリスマスを自宅で過ごせない子供たちに匿名で本のプレゼントを贈る「サンタ・プロジェクト ちがさき2024」が、茅ヶ崎市内の書店3店にて始まりました。

参加店の「長谷川書店 ネスパ茅ヶ崎店」さんにお邪魔すると、入口右手に特設コーナーが設置されています。

ずらりと並んでいるのは、学年、性別等、贈る相手になる子供たちのヒントが添えられたクリスマスカード。

参加の方法はとてもシンプルで、こちらのカードの中から1つを選び、自分が贈りたいと思う本と一緒にレジに持っていきます。レジにて本の購入と共にクリスマスカードに匿名でメッセージを書けば、後は店員さんにお任せ。プレゼントらしく奇麗にラッピングして、クリスマスの日に子供たちの元へ贈られます。

茅ヶ崎平和教会の呼びかけで始まったという同プロジェクト。本が贈られるのは児童養護施設「白十字会林間学校」(茅ヶ崎市)と障害児放課後等デイサービス「遊びリパークLino'a(リノア)」(藤沢市)の子どもたちです。

「本は素敵な、心に残るプレゼント。会ったこともない子どもたちのことを想像して、どの本にしようかと考えるのは贈る側にとっても心躍る体験で、毎年欠かさず参加してくださる方もいらっしゃいます。
必ずしも小説である必要は無く、お料理の本や、実用書、旅行本、写真集なども喜ばれますよ。ぜひたくさんの方に参加していただければと願っています」(長谷川書店店長・長谷川静子さん)

サンタを待つ子供たちは絵本を希望する7、8歳の子から高校生3年生まで幅広く、この子になら、どの本が良いのかな？ と考えるのは確かにとても楽しそうです。

自分が子供の頃、実際に感動した思い出の本にするか、それとも相手がどんな子だったとしても喜ばれそうな普遍的な名作にするのか……。

記者自身、取材時には散々悩んでとても選び切れず、改めて足を運び、じっくり選ばせていただきました。

“心を贈る”サンタ・プロジェクトは12月18日(水)まで。

カードが無くなり次第、受付は終了してしまうので、サンタになりたい方はぜひお早めに。