片付けが進まないのはワケがある。片づけたい人は、まずは「整理しやすいモノ」でスキルアップを!
整理収納アドバイザーむらさきすいこ です。
片付けを始めてみたけれど、なかなか進まないという悩みはありませんか?片付けが進まない理由は様々な要因がありますが、もしかしたら「整理が難しいモノ」から手を付けているからかもしれません。それは、料理で例えたら、いきなりフルコースを作るのにチャレンジするようなもの。
今回は、「整理が難しいモノ」と「整理がしやすいモノ」をご紹介します。料理と同様で、整理をするなら、まずは「整理がしやすいモノ」から手を付けてみましょう。
整理が難しいモノ
1.洋服
訪問整理収納サポートでお客様のお宅へ伺う際、お住まいすべてを整理収納する場合には、クローゼットは最後の方にすることが多いのです。なぜなら、洋服は大量にあるケースが多く、高価だった、思い出がある、痩せたら着たい、などの理由で整理が進みにくいからです。
2.思い出品
思い出品も整理が進みにくいモノのひとつです。旅行のお土産やいただいた手紙など。そもそも思い出があって手放すのが辛いなら、無理せず気持ちが済むまで取っておきましょう。
3.趣味のモノ
趣味が多ければ多いほど、モノが増えていくのは必然です。収集した趣味のモノをしまう場所がないから整理をしなければ…と悩んでいる人が大変多いです。思い入れが深い分、整理が進みにくいものです。
整理がしやすいモノ
1.紙袋
紙袋を何十枚あるいは何百枚と持っている人はいませんか?すべて出してみて大・中・小とサイズごとに分けてみましょう。それぞれのサイズの紙袋1枚に収まる量だけを持つなど、適正量を決めてみましょう。
2.コード類
もう何年も使っていない「謎のコード」はありませんか?また、電化製品の本体はとっくに壊れているのにコードだけが残っているというケースも大変多いです。一度しっかり整理をすると、かなりの量が減ることがあります。
3.試供品
ホテルや旅館のアメニティや化粧品会社の試供品。収納に満杯に入っているご家庭をよく見ます。種類によって使用期限はさまざまですが、試供品の場合、未開封の使用期限は1~3年程度といわれています。明らかに古いものは処分しましょう。
4.消耗品類のストック
ラップやワックスペーパー、ジッパー袋などを大量に所有している人はいませんか?
日常的に使い慣れている消耗品のストックは、もちろん取り置いておきましょう。ただし、使い慣れないモノ、試しに買ったけど使い心地が良くなかったモノもきっとあるはず。頑張って消費をするか、手放すことを検討すると良いでしょう。
このように、モノには「整理が難しいモノ」「整理がしやすいモノ」があります。
思い入れの深いモノほど、整理の手が止まりやすいです。
まずは「整理がしやすいモノ」からスタートをして、整理のスキルを上げましょう。
「思い入れのないモノ」をしっかり整理したら、捨てなければと思っていた「思い入れの深いモノ」が、収納にスッキリと収まったということがよくありますよ。
ぜひ試してみてください。
コラムをご一読いただきありがとうございます。「片付け・収納・ラク家事・シンプルライフ」について知りたい方は、下記アイコンよりフォローしていただくと、記事をより手軽にお読みいただけます。