耕作放棄地を増やさない！なごやアグリが活動中

本日は、主に、佐賀県唐津市鎮西町内で活動されている「農事組合法人なごやアグリ」の皆さんをご紹介します！

メンバーは代表者の打越 誠（うちこし　まこと）さんを含む、打越さん、酒井さん、古川さんの４人の皆さんです。4人ともメガネなのがポイント！

「農事組合法人なごやアグリ」の皆さんは、耕作放棄地を増やさない為に、一年を通して米・キャベツ・とうもろこし・さつまいもなどを作る活動をされています。

耕作放棄地とは？

そもそも耕作放棄地とはなんでしょうか。

耕作放棄地とは「以前耕作していた土地で、過去1年以上作物を作付けせず、この数年の間に再び作付けする意思のない土地」と農林業センサスにおいて定義づけられています。

つまり耕作が行われていない、近いうちに耕作栽培の予定もない、放置されている農地のことと言えます。

近年、耕作放棄地は増加傾向にあります。主な原因は農業者の高齢化や後継者不足による農業人口の減少です。

耕作放棄地が増えると、
・雑草や害虫が増えて景観が悪化し周囲の農地に悪影響をもたらす
・農地の持つ防災機能が失われて災害時の危険性が高まる
・廃棄物の不法投棄の原因になる
・野生動物の行動圏になる
・農地が減ってしまうことで国内の食料自給率の低下を招く原因になる
など、多くの問題が生じるのです。

「農事組合法人なごやアグリ」の皆さんはそういった土地を増やさない為に、一年を通して季節に合わせた農作物の生産や販売、できた農作物の収穫体験も行っていらっしゃるんです。この土地一帯は、上場大地の赤土と、海からの潮風で、ミネラル豊富な作物が育つそうですよ！

とうもろこしの収穫体験開催！

2023年6月24日（土）に、とうもろこしの収穫体験を開催されます。今年で３回目の開催となります。

2023年５月21日時点のとうもろこし畑の様子。広ーい土地にすくすく育ったとうもろこし苗がたくさん！圧巻です。

こちらは成長したとうもろこしの雄花。

ふさふさした毛のような部分が雌穂でとうもろこしの雌花です。

収穫予定体験場所の２０２３年５月２１日時点のとうもろこしの様子。とうもろこしは種まきして９０日で育つそうで、これが１か月後の６月に実をつけるとは、自然の力はすごいですね。

こちらのとうもろこしは糖度が２０度と高いそう。お店にはほとんど出荷されないそうですが、6月18日には道の駅 桃山天下市にて今年最初のとうもろこし販売をするそうです。楽しみですね。

過去の収穫体験イベントの様子です。とても楽しそう！子どもたちの笑顔がまぶしい！貴重な体験ですね！

秋にはさつまいも収穫体験も！

秋にはさつまいもの収穫体験も予定されているそうです。大きなさつまいも！これまた楽しみです。

こちらの畑は収穫予定のおいもとは別になりますが、出荷用のおいも畑の様子（2023年５月２１日撮影）。広大な土地に、別の場所で育てられた種芋を植え付けしていらっしゃいます。

とうもろこしもですが、虫の駆除や雑草取りや肥料やりなど、日々本当に大変な作業でしょう。頭が下がる思いです。

「なごやアグリ」の皆さんが心をこめて作られた、あま～いとうもろこしの収穫体験イベントは６月２４日です。応募締め切りは６月２０日！子どもたちにとっても、とても良い体験となります。ぜひ、ご家族と、お友達と、恋人と、もちろんひとりでも、ご参加くださいね！

※画像の一部は、なごやアグリさまよりご提供いただきました。お子様のお顔の掲出は許可を得ております。